オペ室で声をかけられて起き、今何時ですか?と聞いたところ16時。思ったより時間かかってる。
術式は予定通り腹腔鏡下でできて、開腹にはならなかったようです。何より!

そこからICUへの移動は意識がない。

ICUでベッドを移動したら、恐ろしく寒い。
両手がガタガタと震える。
左首もなんか痛い。
それに鼻から管入ってるんだけどーーー!!
それから気分も悪い!

なにこれ状態でした。

とにかくシバリングがひどくて、両肩に力を入れてないと、ブルブルすごかった。
ICUのベッドはフッカフカで、体の上に保温用のシートと毛布をかけてもらい、布団乾燥機みたいなもので暖かい空気を送ってもらい、下半身から徐々にあったまってきましたが、上半身はなかなか暖まらず、しばらくガタガタしていました。

主治医がすぐにやってきたので、「寒い!!なんか鼻から管入ってる、これイヤなんですけど!!」と全力で訴えてみても、多分蚊の鳴くような声しか出ていなかったと思います。

「鼻の管、イヤだけどもうしばらく我慢してね〜」と軽く流されました。
左首の痛みはあったのですが、術中動かせないからと言われた気がします。でも私は知っている、これは麻酔の副作用だ。
帝王切開のときも左首が痛かったから!

意識は覚めてはウトウトして…を繰り返していましたが、きました!気分の悪さ!!

うっ、気持ち悪い!!吐く!!と訴えて(蚊の鳴く声)トレイへ…あれ?出るのが唾液だけ?
2回ほど、オエーー!!ときましたが、出てくるのは唾液だけでした。

胃からのものは鼻からのチューブで出るんですね。
なるほど。これは外せないね。
話づらさすごいけど。

肺血栓症予防の足のマッサージ器ですが、やっぱり最新の設備ですね、片足ずつ血圧計のように巻かれているだけなので、麻酔が取れてきたら自由に足を動かすことがてきました。
帝王切開のときは両足を突っ込む機械だったので、動かせませんでした。
そもそも下半身の麻酔はしばらく抜けずに動けなかったんだけど。

体があったまってきたら、今度は38度ちょっとまで発熱して暑い!
布団を剥いだりかけてり…体は起こせないので、夫が帰ってからは、足を自由に動かして必死にやりました。

夜、30度まではベッドを上げていいから、といわれて看護師さんがグイーンとスイッチオン。
目が回るようにクラクラする。

深夜くらいに痛みが強くなってきて、先生が診てくれる。
硬膜外麻酔が抜けてた。
もうこれ意味ないから抜きましょうと、抜かれてしまいました。
さらに痛みが強くなってきて、痛み止めをいれてもらいました。
途中でもう一度入れてもらいつつ、明け方まで寝て起きてを繰り返しました。

このICUで繋がっていたものは、酸素吸入マスク、心電図、サチュレーション、胃管、ドレーン、右手の点滴ライン、動脈のライン(ここから何回か採血)、左手のライン(時々しか使わず)

時計が設置されておらず、看護師さんが出入りするたびに目が覚めてしまうので、都度何時ですか?と何度も聞いてました。
体が動かせないので、お尻や背中が痛くて痛くて、両手で気持ち寝返りを打ちながら過ごしましたが、とにかく長く辛い夜でした。