夏休みは忙しさで、更新が出来ないままここまで来てしまいました

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サンタさんにはふたりのこどもがいて、

ちょっとまえまではそのふたり、トナカイとひつじが、まいにち大さわぎでした。

 

サンタさんのそりをカーナビのついたべんりなのりものとしかおもってないし、

いつもあばれまわって、うるさかったふたり。

 

でもふたりががっこうへいってしまったいまは、

白クマさんとサンタさん、ふうふふたりっきりのくらし。

「こどもらがいないと、あきのかぜがココロをふきぬけるなぁ」

まいにちがしずかで、ものたりないのでしょうか?サンタさん。

 

がっこうの寮(りょう)にはいっているので、ときどきしかかえってこなくなったのですが、

白クマさんはこどものひつじさんとパソコンのメールでやりとりしているせいか、

サンタさんにくらべたらおちついてはいますが・・・・

 

「おなじ月をみてるかしら?」

やっぱり、ちょっとさびしそうな白クマさん。

 

そんなキモチがつうじたのでしょうか?

ちょうど、ふたりのこどもたちはほしぞらのかんさつをしてて・・・

「つきがつきっきり」

ひつじがいつものつまらないギャグをいって、つきをみていました。

 

(つきって、たくさんあるいても、ずーっとついてくるきがしますよね?)

 

はなれていても、おなじつきをみているおやこ。

あきの、しずかなうつくしいつきがみえるよるでした。

 


秋風に たなびく雲の 絶え間より もれいづる月の かげのさやけさ 
左京大夫顕輔

 

夜空に、月。そして神。とても有名な漫画だと思うけれど、有名になったのが納得のとても当時衝撃的だった設定でした。「DEATH NOTEデスノート」大場つぐみ小畑健

 

1回につき1つ漫画を紹介しているのですが、今回は白クマさんにうっかりいわせてしまったせりふからもうひとつ。


改めてプロフィールをみるまで、もっと上の世代の方が描いているのだと思っていました。この方の作風はわりと好きなので、亡くなられていたのが残念。「同じ月を見ている」土田世紀