たびするねこさん、てぶくろねぶくろの中でうとうとしながら、

なにかしなければならないことがあったのに・・・とかんがえこんでます。

 

なにをわすれてるのでしょう?

かわいいことのやくそくだっけ?

 

いいえ、ちがいました。

たびのぶじをねがい、かんしゃする、おそなえでした。

うっかりして、そういうものをもっていないので、

山のこうようで赤くきれいなおちばをおそなえすることにします。

あれ?おちば・・・じゃなくて、うちの子のうでどけいをまいてます~

ベルトに、こうようのししゅうがはいったスウォッチです。

 

「うけとってもらえるといいなぁ」

といいながら山のほうへあるいています。

え?

いったいだれへのプレゼント?!

 

ねこさんがきになってしかたがないうさぎさん。

とおくから、しんぱいして、どきどき。

 

かみさまへのかんしゃ、は人それぞれでしょうけれど、

だいじな人のこううんをねがったり、しんせつにしてもらってかんしゃしたり、

そういうキモチをたいせつにできるといいなとおもいます♪

 

かみさまに、おそなえしたりこまめにおまいりにいかないといけないのは、

いまのよの中でいうと、かぞくにごはんをつくって出したり、ただいまやありがとうといったりすることにちかいんじゃないかなぁ。

とくべつたくさんのお金をださなきゃいけないものとはちがうかも。

 

 

このたびは ぬさもとりあへず 手向山 もみぢのにしき 神のまにまに

菅家(かんけ)

 

神の存在やしきたりとか、不思議な違和感が気になって読み進め、驚きの納得でした。男女どちらも読める作品じゃないかと思います。

「ランド」山下和美