表参道交差点すぐ近くに「紅や」さんという和菓子屋がありました。
いいお店でたまに行っていたけど、自社ビルの7階に移り予約制での営業にかわり、1階には蕎麦屋が入りました。
そこに入った蕎麦屋さんが大繁盛しています。
すぐ近くには老舗の増田屋さんと夜遊び好きも集う川上庵という蕎麦屋があり、
どちらも繁盛しているのですが、
新しい蕎麦屋はこの酷暑の中、行列が出来ている事もあります。
カウンターのみの小さな店でビールも置いてません。
コンセプトが明快。
普通は何となく客単価上げようとしてビール置いちゃうと思う。
何かくれって事で出汁巻きとか置いちゃう。
そうすると、出てくるのも遅くなる。
刺身も置いちゃう、そうすると仕込みも大変、仕入れが悪いと評判も落ちる。
長居する客が増えて、回転は悪くなる。
酔って声がでかくなると、女性の一人客は入りづらくなる。
深夜はやらない。しかし朝は10時からやっている。
昼休みも無く、日曜も営業。
表参道は観光客向けの洒落た店とかあるけれど、
ビジネス街でも無いし、昼休みも皆バラバラで、
ランチタイム以外にも安くてサクッと食える店を求めていた人は多いと思う。
表参道に居る人間すべてがバーニャカウダやパンケーキが食いたいわけじゃない、そんな時間も金も無い。
凝りに凝った蕎麦ではありません。
でも清潔感があり、一人でも気軽に入れて安くて常に開いてて、
味も見た目も満足いくレベル。
言うならば、座って食べる高級立ち食い蕎麦屋。
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片や、外苑前で初めて入った店。
メニューは肉あり、魚あり、揚げ物あり、田舎町に1軒しかない飲食店じゃないんだから、ランチなんて1個ウリがあれば後はいらない。
自慢はおこげのあるご飯と究極の卵。
嫌な予感したらその通り、20分経っても出て来ない。
仕方無いから卵だけすすりました。
「時間が無いので、すみません」と言うと、「もう用意出来ます」と答えて、待たされる。
「すみません時間が無いので、また来ます」と言うも、
「今出るところです」
パートぽい女性が対応して、責任者らしき男性は知らん振り。
食べました、まずくは無いけど、全部普通。
で、帰り際にはお詫びも無く「またどうぞぉ」と明るく挨拶され、哀しい気持ちに。。。
大体において「おこげ」とか「肉汁タップリ」とか「究極の・・・・」とかいうキャッチフレーズを自ら使う店はロクな店が無い。
外苑前の店はおそらく潰れる。
店の名前は内緒。
表参道の蕎麦屋は「蕎麦きりみよた」
くるみ蕎麦のつけ汁美味い、薬味もケチってない!
ビール飲みたいけど、回転の悪い店になってしまうからそこは我慢だ!
遠藤康志