9月10日 シアターBRAVA!で
ふくすけを観劇
台詞に目暗やせむし、その他ここでは書けない放送禁止用語がバンバン出てくる
下ネタや風俗ネタ、奇形児の登場、新興宗教、近親相姦もある
それなのに醜悪にならない
なんかモヤモヤしたものが残るお芝居でした。
頭の芯が痺れるような
でも圧倒的なパワーも同時に感じました
怒りなどの負のパワー??
登場するキャラクターが全部濃くて
それぞれの生い立ちだけでまた別々のお話が幾つも紡ぎ出せそう。
正直キャラの使い方がもったいないぐらい
古田新太さんが古田カラーを消し去り
黒髪でぼそぼそと喋る役を演じてたのが新鮮でした
最後のあのジャンプにはおおーっとなりました
今回の出演は円熟味を帯びた役者さんたちでしたが
演者が若ければ「若さ」という素晴らしい力が加わり
もっとすごいパワーのある作品になったかも
初演はまだ作・演出の松尾スズキさんが20代だったそうなので
まさに凄まじいパワーに圧倒されるお芝居だったと思う。
上演された劇場も小さいし。
(とはいえ、初演も再演も観てませんが)
生まれることとは?
死ぬこととは?
そのことを何度も何度も繰り返し問い質されるお芝居でした。
【ふくすけ 大阪公演】
2012年9月6日~13日
イオン化粧品 シアターBRAVA!
作・演出
松尾スズキ
出演
古田新太
安部サダヲ
多部未華子
皆川猿時
小松和重
江本純子
宍戸美和公
村杉蝉之介
平岩紙
小路勇介
オクイシュージ
松尾スズキ
大竹しのぶ
ほか