小児科って
初めは、病棟のあちこちから聞こえてくる患児の泣き声も
<弱った赤子が精いっぱい泣いてる>って感じで
ほのぼのと感じていたのだけどさ。
だんだん
それだけじゃない事に気付いて
イライラして来た。
2~3歳を超えた、我を持った子供が
「ママ~ママ~
もういやだ~
ママがいい~」と
何時間も何時間も何時間も。
イラっ![]()
あんたのママは、あんたの病気を治してくれるのかい?
アキラメロ。
いい加減に悟りなさい。
・・・というセリフが、儂の頭の中をぐるぐるぐるぐる。
そろそろヤバい、と思ったら
小児科を離れて他の病棟へ避難することにしてる。
自分の受け持ちが1病棟限定じゃないのって
こんな時に助かるわ~。
でもね
小児科病棟に居ると、
儂が子供のころ(小4)盲腸で入院した時には
母親が付き添い入院してくれたっけな~(兄姉はその間どうしたんだろ?)とか、
ウチの、今や考えていることがちっともわからないハタチの長女なんかも
ママに甘える時もあったんだ(基本アウトローを好む子だったので)よな~とか。
ましてや二女なんかママべったりな子だったな~とか。
ついつい懐かしく。
ちょっぴりセンチメンタルな気分にもなったりして。
でもそれもまた、「ヤバい」と思っちゃうわけです。
どんなに懐かしんだところで
帰ってはこない日々なのだから。