Day off 1日目。






市内のテーマパークで


7歳の息子と



観覧車にのってきた








ここは


「開拓時代・フロンティア」


がテーマ





日本でいったら


江戸村みたいなのの





ウェスタン版。








だから観覧車も


ガラスでかこまれた

箱状ではなく






なつかしめの木製ベンチに

むき出しで腰かけて






ゆっるゆるの

木製の安全ベルトみたいのを





申し訳ていどに

ひざの上において






かなりの速度で





ぐるっぐる回る






しかも乗ってる時間

思いきり長くて






けっこう

スリリングでした









高いんで



さすがに

景色はよかった







彼はご満悦




このあと



後ろに見える

蒸気機関車にものった









今日から3日お休み







きのうの午後から


24歳の日本人女子





Mちゃんが家に

手伝いにきてくれて







いっしょに


子ども2人の




めんどうを見てくれた






そのおかげで


きのうは夕方から





2人をおもいきり

公園で遊ばせられて





台所にいる間も

みててくれるので





2週間ぶりくらいに

夕飯もつくれた。







大人といっしょに

テーブルについて




お箸でごはんを

食べるよろこび。






忘れてた





いつもはごはんを

食べはじめたとたん





1歳児が必ずグズるか



ぜったいこのタイミングで

うん◯するので





テーブルで

席について



ゆっくりごはんを

食べることはない。






たいてい



台所の隅で

彼に見つからないうちに



ササっと立ち食い。






それが

日本語でしゃべりながら



座って食べる

ごはんのおいしさ





急いで作った




ツナトマトサラダ



どて煮風

チキンのドラムスティック




白米







それだけなのに


すごく豊かな

食卓をかこめた。






夕食後は

ぐっちゃぐちゃに

散らかったリビングで




お茶のみながら

おしゃべりして




子どもたちと

夜中までミニオンの映画





けっきょく

彼女に泊まってもらい




私は6日ぶりに

12時間ちかく寝て



昼からまた

いっしょにテーマパークで




子どもたちと

Mちゃんと




みんなで

さんざん遊んだ









西部劇の

映画のような



メインストリート








5時の閉園までいて


帰ろうと思ったら






ゲートの前で



無料の

ジャズ野外コンサートが


行われるところに




ぐうぜん通りかかった





じつは

この公園にくる前




思いきって



航空会社の本社

人事課に電話しました





すぐにサラ

という女性がでたので





「夏季採用された者ですが


同僚みんなに

もう正式採用の

電話がきてまして



わたしにはきてません




と言うことは

不採用だと思うんですが




それならそれで

次の展開を考えなくては

いけないので



どうなっているか

教えてください」




まったく

エモーショナルにならず



淡々と

潔く聞けた。





すると彼女は


採用とも
不採用とも言わず




「じつはまだ


採用通知の

電話リスト全員に


かけ終わってない状況です




金曜日までに

電話がなければ



また連絡してくださいね」




と言った







結果どうでも



同期の中で



わたしだけが

採用されなくても




わたしはただ

契約のきれる日まで





これまでどおり


真摯につとめあげるだけ。







最低賃金だろうが




夜明け前の

始業だろうが






採用の決まった同期



先輩、上司から



あわれみの目で

見られようが






がんばった結果が

会社にまったく

評価されなくても






無職に逆戻りして



また州に

就労手当を

申し込まないといけなくても







わたしは





キッと顔をあげて


背すじをピッとのばして






わたしが




わたし自身に

誇れるような





わたしが思わず

自分の立派さに

ホレボレするような







サムライ浪人みたいな

潔さで





何事も

なかったかのように






最後の1分まで





100%の力で





仕事を

まっとうするだけ






ここまで

仕事させてもらったこと




就活を手伝ってくれた

みんな




失敗を
毎回カバーしてくれた

やさしい先輩や上司




なぐさめてくれた同期





キラキラした

3ヶ月だった





どん底にいた

わたしが




久々に



かがやきを

とりもどしはじめた

3ヶ月だった。







宇宙ありがとう





わたしサイコー