ひどかったですね。
ついに視聴率も一桁に、それも一気に8%台まで急落したのも、今回は納得の出来です。
脚本家や演出家が代わったのではないかと思うくらい、ちぐはぐでこれまでの流れを途絶えさせるひどい回でした。
先週の安達祐実ちゃんの回は今まででも最高の出来で、マンネリでもスタッフの愛情を感じさせる丁寧な作りがこの作品の魅力だと思っていたのに、いきなり裏切られた気分です。
白いギターに続き、マコちゃんに贈っていたプレゼントもなくしてしまったのは寂しいですが、予告でコータ先生が「パターンを変えてみようかな」と言っていたので、これもマンネリ打破のための解決法だと捉えることもできます。
今回はマコちゃんのプリンの名前書きに大笑いしてしまったし、診療所メンバーのお約束やエピソードは今までの延長線でよかったのですが、ひどいのは今回の強引な医療エピソードと元ヤン設定ですかね。
糖尿病へのもっていき方が強引すぎてコータ先生も空回りしてしまっていたし、いちばんひどいと思ったのがゲストである北乃きいさんの怒鳴り声ですね。もちろん、脚本演出に対して呆れているのであって、北乃きいさん本人に呆れているのではありません。
年配の患者さんのすぐ横でいきなりあのような大声を出して、その患者の身内を叱りつける…しかも、その患者の身内は配慮に欠けるところはあれど、何ら間違ったことはしていない。むしろ非があるのは、いくら糖尿病で自覚はないといえども火傷をさせてしまった本人だし、患者から離れて怪我も負わせてしまっている。そんな立場で説教など、ちゃんちゃらおかしいって話ですよ。
結局、マコちゃんの過去も謎のままで、元ヤンの設定も全然活かされていなかったし。
戸田ちゃんがやっと島に上陸しましたが、あらすじを見る限り、とんでもない展開のようで、次回もがっかりするはめになりそうです。
戸田ちゃんエピが終わったら、あとは惹きつけるものもなさそうだし。
これまでの丁寧な展開から一転、前回のSUMMER NUDE再び…の予感すらしてくる。やはりフジテレビはもうダメなのか。
せっかく良質のドラマを見てきたと思っていただけに、今回と今後の展開が本当に残念です。
…まあ、もともと退屈なマンネリではあったんだけどね。
トカゲに続き、今回もイマイチで終了かー。
思いきり正反対の枠で似たようなイマイチの結果だったから、今後はどうするんだろう。
数字は望まないから、最後まで納得できる作品に恵まれるといいなと思います。
今のドラマ業界では難しいことかもしれませんね。
マコちゃんも好きだったのに、さすがに放送中に連投決定のニュースには萎えたし、関係ないけど再来年の大河もね… また幕末かよ! これも現在放送中じゃん。
本当にテレビ局は馬鹿しかいないのかね?
てなわけで、海診のエントリーはこれにて終わります。
ファンとして、翔太くんの可愛さだけは堪能できるドラマでした。
草食メガネ男子な福士くんもかわいい。
ネタがないなら、診療船の1日を描くスピンオフ的なものを流してほしい。診療船メンバーには愛着がわいてるので、何気ない日常を見てみたい。
コータ先生のスーパードクターぶりもまた見たいけど、気持ちは早くも翔太くんの次回作です。
狂気&繊細、コメディときたから、次回は完全な繊細役が見たいかも。
以前もよくあったみたいだけど、最近はご無沙汰な気がするので。
《追加》
最終回はよかったです!
もうね、マコちゃんが小樽まで持ってきてくれたあの白いギターで、すべてを許せた。
「先生、忘れ物」
と言ったマコちゃんの右手には、後半存在を忘れられていたあの白いギターが!
…やはり、スタッフの愛は健在だった! 大爆笑させていただきましたよ。
イルミネーションで飾り付けられた海診丸、そしてヨーロッパ風な街灯と雪で幻想的な小樽の夜景など、クリスマスイブ前日ということも合わせて、最近のドラマでも見ないようなロマンチックな光景が最後の最後で月9らしくてよかったです。
…こんな緩い、月9とはおよそ程遠いドラマなのに(笑) 不覚にもホロリと泣いてしまいました。こんな緩いドラマなのに(笑)
ラストのちゅうも爽やかでよかったですね。こちらも不覚にもきゅんとしてしまいました(*^_^*)
終わり良ければすべて良し。
いろいろ惜しいドラマでしたが、この言葉とあの白いギターでチャラになりました。
コータ先生のキャラもよかったです。
3ヶ月間お疲れさまでした。
ロマンチックな最終回をありがとう!