選挙の日に最終判断をしたい、と書いたけど、本当にあとは選挙の日にちょろっと出て終わりみたいですね。今日もテロップに名前がありませんでした。来週もたぶん出ないのであろうし、となると、最終話を目前にして少なくとも4話連続で登場しないことになるんですね。(先週の歌はおまけみたいなものでしょうから)
今年の大河ドラマ平清盛は題材に興味があったので開始当初から見続けているわけですが、ご贔屓が出てなければここまでハマってなかったと思うし、もしかしたら途中で離脱していたかもしれません。ところどころ印象的なシーンはあるものの、首をひねる部分も多々あったからです。それはあの海賊だったり、散々文句を言ったダイジェストだったりするからですが、今日の放送もひどかったですね。ご贔屓が出てないからと、急にアンチ目線になるわけじゃないつもりですが(笑)、そもそも贔屓がいなかったらここまで見ていたかもわからないという…。
それはさておき、今日の放送では先週いきなり武装して出陣した頼朝が今週も違和感ハンパなかったです。凛々しいいでたちとパパ譲りの髭はよかったですが、相変わらずあのお方とか言ってるし、あわよくば家来にしてやると意気込んでいた上総広常とやらがひれ伏す場面の説得力とかがイマイチ足りなかったし、義経との対面はやはり駆け寄って「おお、よくぞ参った」くらいのベタなことはやってほしかった(笑)
相変わらず梶原景時とかもとってつけたように出てくるし、本音を言えばこの期に及んで義朝の回想などいらなかったのですが、これは義朝パートの伏線(笑)回収なのだろうし、どうせ選挙の日は双六の回収ということで後白河さまを出すのだろうから、後白河さまファンとしては文句を言えません。しかし、いまさら伏線回収だけで登場されても別に嬉しくもなんともないし、もうすでに展開が読めていて、この先期待を裏切るようなすごい展開はないと見ました。まさか終盤で出番が一切ないという、別の意味で期待は裏切られてしまいましたが(笑) すごいものを見た!やら、ゾクゾクするだの言っていた自分がアホらしい。この先きっとすごいものを見せてくれる、とまで期待していた自分が本当にバカみたいです。こんなに期待してしまったのはひとえに役者の熱演のおかげ。初期の忠盛パパや、中期の義朝や後白河帝。彼らの熱演によって、この大河を一時的に神だと思わせてくれたのです。彼らの登場シーンは印象的なものばかりで、演出も役者によって神になりうるのだと思いました。
相変わらずつぎはぎ感満載の本編でしたが、維盛軍の食料事情や、遊び女の話などは面白かったです。ラストの忠清の正論も胸を打ちました。頼朝の反応にはがっかりでしたが、義経のきらきらした表情はとてもよかったです。秀衡さまも相変わらず麗しくて、後白河さま不足を補ってくれました。
さて。次週は南都焼き討ちなどをやるようですが、まあ期待せずに見ましょうかね。福原遷都などと言いながらも、相変わらずさっぱり情景の浮かんでこない大河ドラマでありますが(笑)
番組宣伝もインタビューもないとか、本当に一年を無駄にした気分です。この先面白くなると一年期待していましたが、見事に裏切られ、贔屓は出番さえない有り様。ノベライズの感想に神などとありますが、伏線回収が神なのでしょうか?(笑) 伏線に力を入れるなら、ストーリーの繋がりにも伏線を入れてほしかったですね。低視聴率にはちゃんと理由があったんですよ。
というわけで、選挙の日を待たず決別宣言と致します。
あとはご贔屓さんのお姿を楽しみにするのみ。内容は期待していませんが…。一年間の壮大な詐欺でございました。(あとでごめんなさい、という展開に期待する気持ちもまだ若干残しておきたいですが…)
※↑名前とかいろいろ間違えまくっててお恥ずかしい限り。申し訳ないです。
あと、ドラマとは直接関係ないですが追加。
夜中に平清盛ゆかりの地を行く~を見ていて思ったのですが、対岸だけではなく社の後ろにも目障りな建物があるのですね。これで世界遺産によく登録されたものだと思います、登録を抹消してもよいのでは。海外の歴史的建造物では考えられないことでしょう。外国からの観光客もさぞがっかりされることと思います。
神の使いである鹿に対してもひどい話を耳にしたこともあります。歴史的観点からも、動物愛護の面からも許されませんね。大部分の鹿は保護されていると信じたいのですが…。
どうか世界遺産の名に恥じない保存を目指してほしいものです。これでは平清盛も悲しまれてしまいますよ。