なにやらしっくりこなかった前回を再放送にて補完。
やっぱり時代劇でサックスのBGMはだめだ。
前々から違和感半端なかったけど、いくらなんでも出家のシーンにサックスはないでしょう! 僧の読経に洋風音楽を合わせるセンスがそもそもわかりません。侵しちゃいけない定番ってのが時代劇にはあると思います。
そして同じ繰り返しのセリフがいいかげんしつこすぎる!
賀茂の水~、今日~、というセリフはもう聞きたくない!
なにより致命的なことは頼朝の独白めいたナレーションなど聞きたくないということ。
最近は終始頼朝の愚痴になってしまっているし、ナレーションに私情が入るなど言語道断だと思うのです、いまさらな話だけど。
そして重盛はよいなあ!
重盛だけがまともなことを言っているように感じるし、平家の中で唯一共感できる人物かもしれません。
福原も高倉帝即位もなんか唐突に感じましたが、清盛も後白河院もそれぞれが白河院超えを目指し始めたという解釈に至りました。
それでもやはり後白河院の清盛呼び出しは演出的に唐突すぎて変でございましたなあ… たぶん編集がヘタなんだと思いますが。
そして高倉帝かわいいなあ! 幼いみずら姿、たまりませんでございますよ(*´д`*)
伊豆での会議はなかなかようございましたな。緊張感があっただけに、その後の政子へのくだりは大笑いでした。
セリフの繰り返しはしつこいが、政子と頼朝の出会いはちょっと神秘的でよいかも。(しかしその後の網で捕獲で一気にギャグテイストに…笑)
関係ない話ですが、清盛中の人も指がきれいですね。後白河院中の人もだけど、頬下部のしみのようなものが時折目につくのですが、あれはどうしたことでしょう… 綺麗なお顔だけに気になってしまいます(つд`)
しかし今回の後白河院も美しゅうございましたなあ…(*´д`*)
あの絶妙なライティング加減がまたより美しさを際立たせてございます。来週は出家なされていささか貫禄もおつきになられているようでありますので、これが俗世にての最後の麗しいお姿にございましょうなあ(つд`)
そして漫画風に解釈するならば、白河院を超えようと清盛と後白河院がそれぞれやっきになって争っていると思えばかわいいかも…
朝廷なき世、つまり初の武家政権という前例なき出来事への邁進ということでまさに歴史的偉業だと思いますが、のちの世から見ると結局初の幕府を打ち立てたのは頼朝であり、都はあくまでも帝のおわす京なんだよなあ。頼朝においしいところを持っていかれたとはいえ清盛の偉業は十分理解してるつもりですが、なんかこのドラマの描き方だと「ん?」となってしまいます。主人公が魅力的にみえないというか。
…これってドラマ的にどうよと思わないでもありませんが、考えてみれば漫画の主人公なんて大抵魅力がなくて、おいしいのは敵役だったりするんです。
なので清盛の描き方もあながち間違っちゃいない!?
つらつら文句を書き連ねておりますが、決してアンチではありません。
盲目的に支持するのは性に合いませんし、愛しているからこその意見ですのでどうかご容赦を。