手術当日(2) | おひとりさま、乳がんなりました。

おひとりさま、乳がんなりました。

・ 2021年10月 48歳で乳がんと診断
・ 2021年12月 左胸部分切除、腋窩リンパ節郭清(転移あり)
  浸潤性乳管がん(硬癌、10mm)、ホルモン受容体陽性、HER2陰性
・ 2022年2〜3月 放射線治療
・ 2022年4月 ホルモン療法(10年)開始

(投稿日時となってるのは出来事のあった頃で、記憶をもとに書いています。)

 

「とびうおさん、手術終わりましたよ。」

 

あっ、夢見てた。と麻酔から覚めた瞬間に思いました。

麻酔薬が入ってから、体感1分後の事です。

実際はおそらく3時間くらい。

 

手術着はいつの間にか着せられていて、脱ぐときあんなに気を遣っていただいたのは何だったんでしょう…?

そういえば、尿道カテーテルは一切記憶にありません。麻酔から覚める前に抜いてくれたのでしょうか。

人工呼吸器の管は抜いた後でも存在感ありまくりで、その後数日間喉が痛くて声が出ませんでした。なんなら手術の傷より喉の方が痛いくらい。えーん

 

 

ベッドごと病室に戻った時は、酸素マスクと点滴で重病人仕様でした。

まだ朦朧としているし、寒気もするしで、お布団を多めにかけてもらってしばらくうとうとと。

でもそんな病人らしき時間もほんの数時間で、夕方にはひとりでトイレに行き、Tパンツを捨てて着替えました。

 

トイレで水を流す前に振り返ったら、便器の中が水色!

あれ、この病院ブルーレットなんて使ってた?と一瞬思いましたが、十中八九センチネルリンパ節生検に使う色素ですね…

トイレ行く前に教えて下さいな滝汗(今だに誰からも真実は聞いていないw)

 

 

そして、普通に出てきた夕食をきっちり完食です。

 

 

ご飯食べられるならもう必要ないからと、食後に点滴は針ごと抜かれ、すっきりさっぱり!

…とはいきませんでした。

 

 

脇に、ドレーン管が繋がっていました。

 

 

夜、主治医が数人を引き連れて回診に来てくれました。

「手術は無事終わりました。ただ、管が繋がってるの見て気づいてると思うけど、転移してたので、そちらも取りました。」

 

まだ頭がぼーっとしていて理解が追いつかず、言葉がなかなか出てこない。

「あの、腫れていたリンパ節………やっぱりコロナワクチンじゃ無かったんですね。」

ようやく話し終えた私に、先生は少しホッとしたように見えました。

 

慣れているにしても、悪いニュースを伝えるのはきっと緊張しますよねショボーン