Good afternoon, poh.(グッド アフタヌーン ポ)
Mimiko poh
(みみこ ポ)
セブとマニラは飛行機(直行)で1時間15分だ。近い…。
しかし、話される言語が違います。
セブ圏はヴィサヤ語(Visayan)、マニラ圏はタガログ語(Tagalog)。
それぞれ異なる言語です。
タガログ語は、主に首都マニラを含むルソン島南部で使用されています。
ルソン島に限らず、一般的にフィリピン人は、タガログ語を理解し、話すことができます。
個人的な話で恐縮ですが、日本を“非”多言語国家と呼ぶかどうかは別として、この多言語感が私には何だかとても不思議で…。日本の方言とは、また別物なんですよね。だって、私たち標準語と関西弁であったとしても、会話成立しますもんね。
たとえばセブの職場では、フィリピン人同僚は当然、ヴィサヤ語で話すんですけど、マニラから電話がかかってくると、“タガログ語”に寄せます。もといタガログ語での会話となります。

ただ、どうやら得手不得手があるようで、電話に出た瞬間、(タガログかよ。タガログなのかよ…
。オレうっかり電話に出ちゃったよ
)的な雰囲気が感じ取れたりもするわけで…。
それでも会話が成立するのですから、この人たちはマルチリンガルなんだ
と、初めの頃はワタクシ、感心するやら困惑するやら…。
そんな中、ひとりのフィリピン人同僚が言うのです。
「タガログ語は、公用語ではないよ。」
「…
…え
………
。(もう…勘弁してつかあさい。)」
補足するに、前回“英語が公用語のひとつ”というお話をしましたが、もう一つのフィリピンの公用語は“フィリピン語”となります。
(フィリピン語…、何ですか。何なんすか…、それ
)
フィリピン語とは、タガログ語がベースとなり作られた言語です。(え、じゃぁ実質、タガログ語なんですよね…!!)
ざっくり解釈するに、公用語(国語)を決める際に、タガログ語推しだったが、セブ圏から反発の声が上がったそうです…。ややこしいですな
最後にワタクシの中で、タガログ語と言えば“ポ(poh/po)”。“Thank you poh.”のように、言葉の最後につけると、丁寧なニュアンスに。ただ、使うシチューエーションや相手を選ばないと不自然になるそうです。
これがね、マニラに緊急で電話をかけて、「○○さんは、おられるか~
!?」というような緊迫した状況で、「Lunch poh(ランチ ポ)
」。と返ってきてごらんなさい…。(お昼休憩に出ております。)というニュアンスではあるものの、なんか…力、抜けるよね…と、よく日本人先輩と話をしたものです。
この“ポ”がマイブームとなり、ワタクシやたらと“イエス、ポー。”“バイバイ、ポー。”と乱発していた時期があったのですが、ある日、フィリピン人同僚より、「ポーと伸ばさず、ポッと短く発音した方が、よりネイティブぽい。」と発音指導が入ることとなり…
。
ネイティブの域は全くもって目指してはいなかったものの、言葉ひとつとっても、言語習得の道の厳しさを痛感した次第…
。ありがとう同僚、いえ友よ。
Mimiko poh

セブとマニラは飛行機(直行)で1時間15分だ。近い…。
しかし、話される言語が違います。
セブ圏はヴィサヤ語(Visayan)、マニラ圏はタガログ語(Tagalog)。
それぞれ異なる言語です。
タガログ語は、主に首都マニラを含むルソン島南部で使用されています。
ルソン島に限らず、一般的にフィリピン人は、タガログ語を理解し、話すことができます。
個人的な話で恐縮ですが、日本を“非”多言語国家と呼ぶかどうかは別として、この多言語感が私には何だかとても不思議で…。日本の方言とは、また別物なんですよね。だって、私たち標準語と関西弁であったとしても、会話成立しますもんね。
たとえばセブの職場では、フィリピン人同僚は当然、ヴィサヤ語で話すんですけど、マニラから電話がかかってくると、“タガログ語”に寄せます。もといタガログ語での会話となります。

ただ、どうやら得手不得手があるようで、電話に出た瞬間、(タガログかよ。タガログなのかよ…


それでも会話が成立するのですから、この人たちはマルチリンガルなんだ

そんな中、ひとりのフィリピン人同僚が言うのです。
「タガログ語は、公用語ではないよ。」
「…




補足するに、前回“英語が公用語のひとつ”というお話をしましたが、もう一つのフィリピンの公用語は“フィリピン語”となります。
(フィリピン語…、何ですか。何なんすか…、それ

フィリピン語とは、タガログ語がベースとなり作られた言語です。(え、じゃぁ実質、タガログ語なんですよね…!!)
ざっくり解釈するに、公用語(国語)を決める際に、タガログ語推しだったが、セブ圏から反発の声が上がったそうです…。ややこしいですな

最後にワタクシの中で、タガログ語と言えば“ポ(poh/po)”。“Thank you poh.”のように、言葉の最後につけると、丁寧なニュアンスに。ただ、使うシチューエーションや相手を選ばないと不自然になるそうです。
これがね、マニラに緊急で電話をかけて、「○○さんは、おられるか~


この“ポ”がマイブームとなり、ワタクシやたらと“イエス、ポー。”“バイバイ、ポー。”と乱発していた時期があったのですが、ある日、フィリピン人同僚より、「ポーと伸ばさず、ポッと短く発音した方が、よりネイティブぽい。」と発音指導が入ることとなり…

ネイティブの域は全くもって目指してはいなかったものの、言葉ひとつとっても、言語習得の道の厳しさを痛感した次第…

Thank you poh