フィリピンの言語② タガログ語編 | みみこのセブとかマニラとか

みみこのセブとかマニラとか

なんとなくフィリピンに流れ
なんとなく仕事に追われ
気づけばフィリピン生活4年目。
みみこのゆるいフィリピン日記。

★↑
からの…、現在バックパックをかついで世界を放浪中
 現在地:メキシコ

Good afternoon, poh.(グッド アフタヌーン 
Mimiko poh真顔(みみこ 


セブとマニラは飛行機(直行)で1時間15分だ。近い…。
しかし、話される言語が違います。


セブ圏はヴィサヤ語(Visayan)、マニラ圏はタガログ語(Tagalog)。
それぞれ異なる言語です。

タガログ語は、主に首都マニラを含むルソン島南部で使用されています。

ルソン島に限らず、一般的にフィリピン人は、タガログ語を理解し、話すことができます。


個人的な話で恐縮ですが、日本を“非”多言語国家と呼ぶかどうかは別として、この多言語感が私には何だかとても不思議で…。日本の方言とは、また別物なんですよね。だって、私たち標準語と関西弁であったとしても、会話成立しますもんね。

たとえばセブの職場では、フィリピン人同僚は当然、ヴィサヤ語で話すんですけど、マニラから電話がかかってくると、“タガログ語”に寄せます。もといタガログ語での会話となります。



ただ、どうやら得手不得手があるようで、電話に出た瞬間、(タガログかよ。タガログなのかよ…あせる。オレうっかり電話に出ちゃったよダウン)的な雰囲気が感じ取れたりもするわけで…。
それでも会話が成立するのですから、この人たちはマルチリンガルなんだキラキラと、初めの頃はワタクシ、感心するやら困惑するやら…。

そんな中、ひとりのフィリピン人同僚が言うのです。

「タガログ語は、公用語ではないよ。」

「…!!…え??………チーンもやもや。(もう…勘弁してつかあさい。)」



補足するに、前回“英語が公用語のひとつ”というお話をしましたが、もう一つのフィリピンの公用語は“フィリピン語”となります。

(フィリピン語…、何ですか。何なんすか…、それ滝汗

フィリピン語とは、タガログ語がベースとなり作られた言語です。(え、じゃぁ実質、タガログ語なんですよね…!!)
ざっくり解釈するに、公用語(国語)を決める際に、タガログ語推しだったが、セブ圏から反発の声が上がったそうです…。ややこしいですなゲッソリ


最後にワタクシの中で、タガログ語と言えば“ポ(poh/po)”。“Thank you poh.”のように、言葉の最後につけると、丁寧なニュアンスに。ただ、使うシチューエーションや相手を選ばないと不自然になるそうです。

これがね、マニラに緊急で電話をかけて、「○○さんは、おられるか~滝汗!?」というような緊迫した状況で、「Lunch poh(ランチ ポ)howa*。と返ってきてごらんなさい…。(お昼休憩に出ております。)というニュアンスではあるものの、なんか…力、抜けるよね…と、よく日本人先輩と話をしたものです。

この“ポ”がマイブームとなり、ワタクシやたらと“イエス、ポー。”“バイバイ、ポー。”と乱発していた時期があったのですが、ある日、フィリピン人同僚より、「ポーと伸ばさず、ポッと短く発音した方が、よりネイティブぽい。」と発音指導が入ることとなり…滝汗
ネイティブの域は全くもって目指してはいなかったものの、言葉ひとつとっても、言語習得の道の厳しさを痛感した次第…真顔。ありがとう同僚、いえ友よ。


 

Thank you pohグリーンハーツ