私のブログを読んでくださった方から、いくつかご質問を頂いたので
同じように不安に思っている方に参考になればと思い、ブログ内でご返答させて頂きます。
ただ、あくまでもこれは、私の経験なので病状も状況も違えば感じ方も全く
異なると思いますので、参考程度に読んで頂ければと思います。
今回は、「人口呼吸器」についてです。
私は、くも膜下出血で運ばれた時にすでに昏睡状態に入っており
肺水腫を発症していた為、呼吸は殆ど出来ていない状態だったらしいので
すぐに、挿管したと聞いてます。
■苦しいの?痛いの?■
人口呼吸器を入れている自体の感覚は私にはありませんでした。
挿管されている事事態の苦しさや痛みを感じた記憶はありません。
ただ、痰がつまった際の吸引だけは、苦しかったです。(痛みはありません)
■呼吸器の種類■
夫に確認すると、手術した当日から抜管するまでの間に3種類くらい太さが変わったようです。
■鎮静剤■
人口呼吸器を入れる時は、かならず鎮静剤が入ると思います。
でないと、苦しすぎて無理です。
私の場合、鎮静剤との相性の関係もあり、これが起因となって、心停止をおこしました。
なので、途中から鎮静剤の量がかわり、通常よりも起きている時間がすこし長くなったので
苦しいという感覚がその分植え付けられたのかもしれません。
また、心停止をおこした理由として「たこつぼ心筋症」を併発した事も原因だったようです。
2回ほど心停止おこしたようですが、どちらも1分以内くらいで蘇生したようです。
(心臓マッサージを施したと聞いてます)
■痰は自分でだせないの?■
自分では出せません。呼吸器の管から吸引します。
吸引時間は何十秒くらいの時間だと思いますが、異物を喉につっこまれている感覚があるので、苦しくて涙がでました。あと、わたしは頭を固定されていたので、「いや!」と
首を動かす事もできなかったので、余計に苦しいと感じたのかもしれません。
■コミュニケーション■
意識を取り戻した時はまだ人口呼吸器は入っていましたが、私の中では
挿管されている感覚はありませんでした。
なので、ふつうにしゃべっているような感覚で口をうごかしていたらしいです。
ただ、当然の事ながら挿管しているので声は出ていません。
夫に確認すると私が口をパクパクさせている時に、循環器の先生がずっと側で
口の動きを読み取って、夫に通訳してくれていたらしいです。
単語をつなげるというような感じだったそうです。
「わたし」「どうした」「しぬ」のワードから、先生が私が言いたい事を読み取ってくれていたようです。
この時の事、私自身は普通に声を出して話しているような感覚だったのは覚えています。
意識がもどってからは、パネルをつかったり、筆談したりしてコミュニケーションをとっていました。(私自身の記憶は、曖昧ですが)
■人口呼吸器を入れていた期間■
私は約2週間くらいだったようです。
肺水腫とたこつぼ心筋症が改善に向かったタイミングで呼吸器を外しました。
抜管する時は、思っていたよりもすんなりでした。
痛いとか気持ち悪いとか苦しいなどの感覚は一切感じていません。
「けぽっ」と抜けた感じです。
■抜管後■
呼吸器を抜管した後は、声がかっすかすでした。
痛みはありません。飲み込みも特に問題なかったように思います。
一番最初はキャップ1杯くらいの水を飲ませてもらった記憶があります。
数か月間は声がかすれていましたが、それを除くと特に不快な思いはしていないように
思います。
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ご質問くださった方が、どんなご病気の手術なのかは読み取れませんでしたが
どうか、無事に手術が成功されますように。