病院到着後すぐにER室に運ばれる。
まもなく、主人も到着。
同乗してくださっていた会社の方と合流し、座っているとすでにオペ着姿の主治医(脳神経外科)が登場。
「ご主人ですか?結論からいうと、くも膜下出血です。2個動脈瘤が見つかりました
そのうちの1個が破裂しています。画像だと1cmちかい大きさになっている方から出血しています。
現在、血圧がかなり低くい状態で、運ばれた時はかろうじて呼吸をしている状態でした。
もう、一刻の猶予もありませんのでこれから緊急手術の準備に入りますのですぐに承諾書にサインしてください」
「わかりました。。。先生、命だけは助けてくださいっ!!」
「はい。最善を尽くします。」→夫はドラマを見てる感じだったといっていた^^;
※執刀してくださった、この先生は脳神経外科の副部長だったようで、エキスパートの先生にオペをして頂いた事が
なによりだったと思う。
続いて、麻酔科の先生登場
「全身麻酔になります。承諾書お願いします。あと相当な輸血が必要になると思いますのでこれにもサインをお願いします!」
今度は循環器の先生が登場
「すでに肺水腫になっていました。一刻を争いましたので人工呼吸器を挿管しました。
承諾書にサインお願いします。奥さん、挿管した時に意識はありませんでした異物が入ってきているのを拒否するように
右手で払いのけるしぐさはされてましたよ」
バラバラに先生登場しそれぞれにサイン。これはこの病院がEICU体制をとっている病院だったので
おそらくすぐに、チームが組まれてそれぞれの先生が招集されたからじゃないかと、主人がいっていた。
一連のやり取りがあったが、実のとこと、最初の主治医の判断は「レベル5」(手術適応外)だったらしい。
これを私が聞いたのは随分後の事だった。
最高血圧が60を切りだし、血圧が低すぎて手術にかかれない状態で、このまま見送るしかないかもという状態だったようで
この病院のこの先生でなければたぶん、あきらめていた状態だったと後に看護師さんから聞く事になる。
そして運ばれてから1時間後、下がり続けた血圧が急に元に戻り始めた。