今回私が取り上げたのは
鴻巣市が「行田市とのごみ処理共同事業から脱退したい」と申し入れてきたこと
についてです。
行田市は鴻巣市と、
吹上分の燃えるゴミだけですが、共同で燃やしています。
それが、ここに来て、
鴻巣市が、この共同事業から離脱したいと行田市に申し入れてきているのです。
鴻巣市は吹上が鴻巣市と合併した時から吹上地区だけ行田市とゴミ処理事業をしているのはおかしいと考えていたようです。
また、吹上地区は近年燃えるゴミの排出量を減らしているのに、費用の負担割合が当初決めた人口割のままであることにも不満があるようです。
それで吹上地区の燃えるゴミについても鴻巣市の他の地区と同じように吉見町と北本市とのごみ処理組合にて処分していきたいと、申し出てきたようです。
行田市長は、「当初からの負担割合の約束を途中で負担感が高いとか言ってそれを理由に離脱したいと一方的に言うのは理不尽だ。」と答弁。
実際、
行田市と吹上地区は共同でごみ処理事業を始めてから50年の歴史を刻んでいます。
そして、その共同作業を終える時は共有の施設その他共有のものをその負担割合で処分すると約束した当時の首長同士の覚書もあります。
つまり最終的に解体する焼却炉の解体費用およそ10億円、
そして50年間両地域のゴミを焼却した焼却灰が小針クリーンセンター敷地内に85,000トン埋め立てられていますが、その掘り出し処分費用におよそ30億円、
など、そういったものの処理費用分担をしっかりとしていかなければならない。
そこをしっかりと話し合わなければならない。
精算なくして離脱なしです。
執行部からは今後も引き続き、粘り強く事務方レベルでの話し合いを続けたいとの答弁でしたが…
「ここはやはりトップ同士の会談でしょう」
まさに政治の出番です!