ご注意ください

更新日:2022年08月01日

帯状疱疹とは

最初は皮膚にピリピリ・チクチクといった神経痛のような痛みが起こり、その後に発疹や水ぶくれが帯状に現れる病気です。痛みは個人差があり、場合によっては眠れないほどの痛みが出ることもあります。日本では50代から発症率が高くなりますが、若年層の方も発症の可能性がないわけではありません。

原因

多くの人が子どもの頃に感染する水ぼうそう(水痘)と同じ「水痘・帯状疱疹ウイルス」です。水ぼうそうが治った後も、ウイルスは背骨に近い神経に症状を出さない状態で潜んでおり、加齢や疲労、ストレスなどによって免疫力が低下するとウイルスが再び目覚め、帯状疱疹として発症します。

治療について

帯状疱疹の治療は、原因となっているウイルスを抑えるウイルス薬と、痛みに対する痛み止めが中心となります。帯状疱疹の痛みは発疹とともに現れる痛みと、その後、神経が損傷されることにより長く続く痛みに分けられ、それぞれにあった痛み止めが使われます。

後遺症について

帯状疱疹の発症する部位によっては様々な後遺症が残る場合があります。最も頻度が高い後遺症に、皮膚症状が治った後も痛みが残る、「帯状疱疹後神経痛」があります。この他、視力低下、難聴、局所的な麻痺が引き起こされる場合があります。

予防するには

50歳以上の人はワクチンを接種することで、帯状疱疹を予防することができます。

なお、帯状疱疹は法令に定められた定期接種の対象疾患ではないため、ワクチンを接種する場合は任意接種となります。接種費用は医療機関ごとに定めれらており、全額自己負担となります。接種をご希望の方は医療機関に直接ご相談ください。

発症したら

帯状疱疹は早期発見、早期治療で後遺症なく治療できる病気と言われています。症状に気づいたときは早めに受診し、十分に休息をとり安静に過ごすことを心がけましょう。

任意予防接種による健康被害の救済措置

このワクチンは任意の予防接種となるため、重大な健康被害が生じた場合、独立行政法人医療品医療機器総合機構法に基づく救済とます。申請に必要となる手続き等については、独立行政法人医療品医療機器総合機構・健康被害救済制度をご確認してください。

この記事に関するお問い合わせ先

健康づくり課(保健センター内)
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