ツナサラダ。
ツナサラダといえば、グリーンサラダの上に、アイスクリームのスクーパーですくって乗せたような形のシーチキンが愛想なく盛られている、あれを思い出す。
が、日本食レストランでツナサラダといえば、多くの場合使われているのは、シーチキンではなくマグロのサシミ。
切り落とし、または、クズと呼んでもいいものもある。
それらが、グリーンサラダの上にのっていたり、サシミを敷いた皿の上にサラダがのっているときもある。
サシミの上にサラダがのったタイプのツナサラダをオーダーしたおやじ。
皿が運ばれるとさっそくフォークとナイフをつかってサラダを切り刻んでいる。よくあることだが、なんでもかんでもフォークとナイフを駆使して一口大に切り刻んでから食べるアメリカ人がいる。
アメリカのレストランで、グタグタに茹でられたパスタをがまんして食べているとき、隣の席のアメリカ人おやじが、パスタをフォークとナイフで、だったらマカロニ食えばいいじゃないか(-_-メ、というくらい一心不乱に切り刻んでいるのを見ると、ますます食欲を失う。
このツナサラダおやじ、原型をとどめないまでに切り刻み終えて、ようやくサラダを口に運んだ。
そして、満面の笑みを浮かべながら私を手招きで呼ぶ。
ちょっと、いいかな。(‐^▽^‐)
はい、なんでしょう。(;^_^A
このツナサラダはうまい。野菜のツナもフレッシュ、ドレッシングは、多分世界一うまいだろう。(≡^∇^≡)
はあ。ありがとうございます。(;^_^A
客が、こんなに食べ物をベタ褒めするときは、ぜったい何かある。
けど。(‐^▽^‐)
ほら、きた。
ツナが足りない気がする。シェフは量を間違えたんじゃないかね。(*^-^)b
こう言う間、顔はずっと笑ったまま。
確かに、思ったより量が少ないとか、肉野菜炒めを頼んだのに、肉はいったいどこにあるの?とか、そういうことってあると思う。あると思うが、だからといって、
シェフが間違えたんじゃないか。
って決めつける、その発想はいったいどこからくるんだろう。(゚ー゚;
ツナサラダの、ツナと野菜の比率の世界標準を決めたのは、おまえか?
って、言いたくなる。
お客様の頼まれたのはラージサイズでしたね。
ラージサイズには、ツナが5切れ入っていますが…。(;^_^A
5切れ? オレは一切れ分食べた。(‐^▽^‐)
そういいながら、切り刻まれたサラダをフォークで探っている。
切り刻まれる難を逃れたサシミが3切れ、皿の底にへばりついていた。
残りの一切れ分は、切り刻まれて野菜と混ぜ合わされているように見えた。
シェフも確かに5切れのせたと言っていますし、よろしいでしょうか。(;^_^A
というと、おやじは、このうえない笑顔を私に向けて、
NO。(*⌒∇⌒*)
一切れ足りない。
と、ぬかした。
私は常々、アメリカ人の歯を見せてニコッと笑う、いわゆるハリウッドスマイルというのは偽物だと思っていた。
誰にでも、愛想よく目が合えば、
ハーイ。(*^ー^)ノ
といいながら、ニッコリ笑う。が、次の瞬間、顔は素に戻る。
素に戻すその速さといったら、しわたるみ防止の顔面体操かよ、と思うくらいだ。
ペンギンの赤ちゃんが、小さく赤ちゃんらしくみせるために首をすくめたりするのと同じ、
自分は安全な人間です。だから、攻撃しないでくださいね。
ということを知らせるためにとる、動物の、自分の身を守る本能的な行動の一種ではないかとさえ感じる。
よって、彼らの笑顔はとてもしらける。(-_-メ
それにしても、このサラダおやじのように、偽物とはっきりわかる笑顔を堂々と見せ付けて、わけのわからない主張をする輩は、かなりウエイトレスをいらつかせる。
不満があるのなら、怒っているのなら、それなりの表情や態度をしてくれた方が、まだわかりやすいし、かわいげがある。
笑ってさえいれば、何でもありかよ、笑顔だったら、何言ってもいいのかよ。
だったら、こっちも、笑顔で深々と頭をさげなから、
Thank you !(^-^)/
じゃなく、
Fxxk you !(^-^)/
って言ってやりたい。