子連れ客が入ってきたら、なるべくここの席に通しなさい。
子連れ客をできるだけ一箇所にまとめるようにと、ホステスやサーバーに指導するレストランが、少なからずある。
ちょっと失礼な気がしないでもないが、子連れでない客の立場から見ればそれも理解できる。
それでなくとも、アメリカ人がレストランを選ぶポイントは、
1.価格 2.雰囲気 3.味
の順であるとまでいわれ、彼らにとって、食事をしようとするレストランの雰囲気は、時に、そこの料理の味より重要であるくらいなのだ。
週末に外食の約束をし、レストランに予約を入れ、その時間に合わせて身支度をして出かける。
そして店に着き、通された席の隣の席で、食べ散らかされたハイチェアーの上で、飽きてしまった赤ん坊が泣き叫んでいたら…。
はっきりいって、ぶちこわし、である。orz
もちろん、小さな子供たちが大人に交じってお行儀よく会食する風景は、それはそれでほほえましいものなのだが、これが、なかなか一筋縄ではいかないのだ。
レストランというのは、食べるために必要なテーブルセットが整えられたテーブルについて注文するだけで、料理が運ばれてくる。飲み物が空になれば頼めばいいし、粗相をしたらバスボーイやウエイトレスが駆けつけてきて、世話をやいてくれる。食べ終わった皿を片付ける必要もないし、食後に重い腰をあげて皿洗いをする必要もない。
食べるということに関して、食べ物を口に運ぶ以外のすべてのことを、そこで働くスタッフたちが手助けしてくれる。それが、レストランだ。
そのことをなぜか取り違えて、自分の子供の世話をするという親の役目までを、レストランに入ってきたとたんに放棄する客が、ときどきいるのだ。
人目のある店内で、いったいどうやって取り替えたのかわからないが、赤ん坊連れの客が立ち去ったあとのテーブルに使用済みの使い捨てオムツが置き去りにされていたりすると、憤りを通り越してあきれてしまう。
(食事中の人ゴメンナサイ。)
あるとき、血相をかえた母子がトイレに向かって走っていったが間に合わず、小さい女の子が食べたものを通路に戻してしまった。若いサーバーたちはひるんで、遠巻きに見守るだけで近寄ろうとしない。そこに女性マネージャーが駆けつけ、女の子の顔や洋服をきれいに拭いてあげた。バスボーイが呼ばれ床はほどなく元通りになった。それを、母親はただ眺めるだけ。(゚ー゚;
話はこれだけで終わらない。
席に戻った母親は、バスボーイにバケツをもってこさせ、隣に座らせた女の子の背中をさすりながら連れの女性客とおしゃべりの続きをはじめた。(-"-;A
隣の席の客は、たまらず席を立った。
お母さん…。娘さん、かわいそうだよ。早くおうちに連れて帰って、寝かせてあげなよ。
赤ちゃん連れの若いカップル。
ハイチェアーが用意され赤ちゃんはそこに座らされた。が、どうやら、お気にめさないらしい。ときおり、ぐずったり奇声をあげたりしている。子供用のプラスチックの食器は何度も床に投げ捨てられた。食事が済んだころには、テーブルも床も水浸し。きれいに磨き上げられたフローリングの床は、ご飯粒やら魚やらが踏み潰されてひどいありさま。テーブルの上や床に散らばったこれらの物体が、数分前まで食べ物だったなんて、とても信じられない。(゜д゜;)
お会計を持っていくと、若い父親は私に向かってこう言った。
見てくれよ。うちの息子は大仕事をしたよ。(=⌒▽⌒=)
はあ…。(;^_^A
確かに、散らかすのは子供の仕事だ。
コイツ、きっと、将来大物になるな。そうは思わないか。(o^-')b
彼は、満足そうにそれだけいうと、お金を払い、将来の大物と一足先に店内を出た妻の元へ行ってしまった。
ちょっとー。それだけですかあ?((((((ノ゚⊿゚)ノ
片付ける真似事だけでもしてみるとか、こんなにしてしまってゴメンねとか、
ないんですか…。orz
まだまだ続く。