耐え難い | アメリカでしのぐウエイトレスのブログ

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バカヤロー!って叫びたいときだってあるんです…。

LAでは、日本人向けの無料情報誌が数種類発行されている。もちろん中身はすべて日本語。


LA在住の日本人向けの情報のほか、レストラン情報や観光ガイド的な内容を含むものもあるので、日本からの観光客の方にも利用価値はあると思う。日系スーパー、レストラン、ホテルなどに置かれているので、旅行でLAを訪れた際には、手にとってみることをお勧めする。


もともと、新聞片手に朝食を摂るタイプだった私だが、LAに来てからというもの、朝食のお供はもっぱらこの日系情報誌である。



以前紹介した「すっごい職人さん」もそうだが、ここにときどき、ふっとツボにはまるおもしろいネタがはさまっていることがある。地方紙にその地方の人にしか分からない笑いがひそんでいることがあるように、ロスアンゼルスに住む日本人ならでは、という話題のなかには、ここに住むものにしか理解できない笑いが隠されている。



今回のネタは、某日系誌の読者コーナーから。ある若い男の子からの投稿だった。笑っていいのか悪いのか、多分悪いのだろう、本人は真剣なのだから。ごめん、でもちょっとだけ紹介してみたい。


彼は日本生まれの日本男児。が、在米歴は長いらしく、頭の中は自称アメリカナイズされている。

最近、日本人の彼女ができたが、彼女から、人前でベタベタしないで欲しい、と言われ悩んでいるという。

特に、彼女曰く、


レストランで食事中、背中をさすられるのは耐え難い



彼は、

アメリカ式のストレートな愛情表現の方がいいと思うのだが。

それとも自分が、アメリカ人かアメリカ生まれの日系人だったら、彼女の感じ方も違ってくるのか。


と、締めている。



真剣な悩みであることは分かる。分かるのだけど、

ごめん、笑った。( ´艸`)



アメリカ式のストレートな愛情表現っていったい…。

単純で分かりやすい、ってこと? ほんとのアメリカ人は、自分の行為を単純で幼稚だなんて、多分思ってないと思う。この彼は、どこかで、アメリカ育ちのボクはこうあるべき、って考えてないだろうか。それが相手を喜ばせるならともかく、嫌がられているのなら、即刻止めるべし。相手に受け入れてもらえない愛情表現なんて、ただの自己満足だよ。


そして、日本人の自分にはアメリカ式の愛情表現は似合わないと思っているのか。まあ、小さい頃からこっちで育った日本人には、多少この手の心のゆがみは持っているのかもしれないが…。

私だって、ふん、どーせ私は日本人ですよ、アジア人ですよ。って思うことがある。でもその心のモヤモヤを、好きな相手のせいにするのはどうだろう。相手がアメリカ人だったらよかったのか、って、ちょっとひがみすぎじゃない。彼女が聞いたら怒ると思うよ。



それにしても、私がいちばんツボにはまったのは、レストランで背中をさすられるのは耐え難い、という彼女の言葉である。


4人席にカップルを通す。女性が先に座ることが多いので、横並びに座るか向かい合わせに座るかの選択権は男性にあるのだが、ほとんどの男は彼女の横の席を選ぶ。


そして、背中すりすりを、はじめるのだ。


席についている間中、彼女の背中に手を回しさすっている。女性たちは慣れているのか、何事もないような顔で平気で食べ物を口に運んでいるが、食事中にあまり見たくない光景である。仕事中はなおさらだ。


背中をさすられながら、よく物が飲み込めるな。吐き出したくならないかな。(゚ー゚;


と、思ってしまうのは、私くらいだろうか。



悩める彼の投稿によって、解けた疑問が一つ。


レストランで彼女の背中をさする、というのは、アメリカ式デートマニュアルの一つなんだ、きっと。


だから、あっちのテーブルでもこっちのテーブルでも、男がまじめな顔をして一生懸命彼女の背中をさすってたんだ。


バレンタインデーの夜なんか、その摩擦でレストランの電力をまかなえるほどだ。(≧▽≦)



そーだ、そーだ、きっとそうに違いない。о(ж>▽<)y ☆


こうなるともう止まらない。妄想は、私の笑いたい方向に爆走するのみ。





耐え難い、と言った日本人彼女に降参。


耐え難い、って…、グサっと刺さるよね。痛いよね。耐え難いよね。



悩める彼くん。がんばって耐えてね。 ファイト。