古きよきニッポン | アメリカでしのぐウエイトレスのブログ

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バカヤロー!って叫びたいときだってあるんです…。

ときどき、自称日本通を気取るアメリカ人客にでくわすが、私はこれが苦手である。


ティーンエイジャーやごく若い世代のアメリカ人のなかには、ゲームにアニメ、アキハバラと、今どきの日本文化にやたら詳しいのがいたりして、彼らが大人になるころには、アメリカ人の日本観も変わってくるのかもしれないが、


日本が好き、日本文化が好き


と、アメリカ人が言うとき、そのほとんどが、



昔の日本のものが好き、日本の伝統文化が好き


の意味である。



彼らにとって、日本とは、



古きよき、遅れた日本なのである。



80年代から足踏みを初めてしまった、アメリカの技術。

それを簡単に追い越していった、日本の最先端のテクノロジー。

アメリカからみたら、まるで近未来のような現在の日本の姿には、あえて触れたくないのではないか、という穿った見方をしたくなる。



そして、ご多分に漏れず、彼らのニッポン文化は、本物の日本からは、かけ離れたものになっている。



日本食レストランにしても、


スシバーの上に瓦屋根のようなものをあしらった内装にしてみたり、飾り棚には、招き猫にだるまに大仏。ちょうちんに風車。そして、レジ前には、子供が作ったらしき、たいしてうまくもない折り紙が置かれたりして、



なーんじゃ、こりゃ。(゚ー゚;



みたいな店が多いが、きっと、アメリカ人がこういうのが好きなんだろうと思う。



もし、日本人経営者が、


うん、これでよし。


と思ってやっているとしたら、



ちょっと、美的感覚を疑ってしまう。。。。





アメリカ人の日本ファッションもものすごい。


着物をコートのように着たり、ジャケット風に仕立て直して着ていたりするのは、


日本人にはマネできないよな…。(^_^;)


と思うだけで、むしろ、ほほえましくも見える。


が、これくらいが限度。




先日、やってきたおばあちゃん客は、よく時代劇でみかける、火消しのハッピを着ていた。背中にでっかく、



は組



と書いてある。(・・;)



同じテーブルの客に、口々に、



かっこいいね、おばあちゃん(*^o^*)



と褒められ、おばあちゃんはうれしそうに言った。



いいでしょ。今日は日本のレストランに行くっていうから、着てきたの。

これは、日本のファイヤーファイターのユニフォームなのよ。(*^-^)b




ああ、また、新しい誤解が一つ生まれてしまった。(;^_^A



日本語がプリントしてある洋服が若い世代に人気だったりするから、このおばあちゃんは、流行に敏感なおしゃれさんなのかもしれない。




以前、カジノホテルの高級ブティックのウインドウに、


あけましておめでとうございます


本年もよろしく


と、草書体で書かれた日本語が全体に大きくプリントされた、白いドレスが飾られているのを見た。



多分、どこかで手に入れた年賀状をそのまま引き伸ばしてプリントしてしまったのだろう。



これを着て歩いている人を見かけたら、指を差して笑いたい。。。。。(`∀´)




でも、日本で売られているTシャツにも、ヘンな英語が書かれていたりするから、お互い様か。



以前、元メインの職場の常連客が、


F●CK  YOU


と、たくさん書かれたTシャツを着て現れたことがある。



彼は、私が何か言うより早く、



いいだろ、これ。ハラジュクで見つけたんだ。こっちじゃ、こんなのなかなか売ってないからね。

(°∀°)b



と、言った。彼は、わりとキチンと日本を理解していて、日本は近未来、というのも彼の言葉だ。



こんなの着てて、怒る人いない?


と尋ねると、



ジョークの分からない人に、ときどきね。(^^ゞ


と、笑った。



彼のように、日本文化の裏ワザ的利用法(;^_^Aを知っているアメリカ人もいる。



が、多くの場合、イライラするほど、大きな勘違いをしている。



スシ屋でデート中の若いカップル。



どう?日本のカレンダーを買ったよ。一枚ずつばらばらにして、額に入れて飾ろうと思ってさ。ちょっと、クールだろ。


と、見せられたのは、浮世絵のカレンダーだった。



そういえば、そのあたりには、アメリカ人客目当てに、あやしげな日本グッズを売っている古めかしいお土産屋があった。




これ、いいわね。これって、何してるのかしら。



彼女が覗き込む一枚を私も見てみた。



こういうの、いちいち説明しなきゃならないの、めんどくさいんだよな、と、一呼吸おいたところ、


私より先に、彼が口を開いた。



これは、うーん、きっとピンポンしてるんだろ。




(  ゚ ▽ ゚ ;)


ちょ、ちょ、ちょーっと待った!





私が見たものは、



日本髪の女性が合わせ鏡で後姿を映している姿を、男が隣で見ている


という図だった。




いくらなんでも、客だからといって見過ごすわけにはいかない。



ふーん。( ゜∋゜)



カップルは納得したようだった。そして、こう言った。



どっちにしても、日本のファッションはクールだよね!ヘ(゚∀゚*)ノ




えと、まさか、あなたたち…。




申し訳ございませんがお客様、この絵が描かれたのは約300年前で、これは300年前の文化です。今の日本に住んでいる日本人は、このような格好をしているわけではありません。あなたたちと同じ(むしろ、あなたたちよりおしゃれです)です。


と言ってみたものの、一言添えた。


っていうか、ゴメン、知ってると思うけど。(^_^;)





ええっ! そうなの?

知らなかったよ!!




し、知らなかったのか…。(_ _。)




いくらなんでも、、、、噂には聞いていたが、ほんとにこんなアメリカ人が今でもいるなんて。



生で見たのは初めてだったので、




ちょっと感動した。(゚ー゚;