ここはどこ? | アメリカでしのぐウエイトレスのブログ

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バカヤロー!って叫びたいときだってあるんです…。

ロスアンゼルスにやってきた! まだ、日本に住んでいたとき家族旅行で訪れてから7年ぶり。あの時見たものは、高いパームツリーと青い空。明るく陽気なアメリカ人。私が心に描いていた典型的なアメリカだった。今回は、日本食を食べて、日本の買物をするのが主な目的。そうやって、日系スーパーマーケットに行ったり、焼肉を食べたりしているうちに、ここがアメリカであることをときどき忘れてしまいそうになった。いったい、ここはどこ? 日本と全く変わらない品揃えのスーパー、周りはみんな日本人。食事をしていても、聞こえてくるのは全て日本語、メニューも日本語で書いてあるし、オーダーも当然日本語でOK。私の住む南部の田舎町とは大違い。アジア人であるからと、めずらしいものでも見るような目つきでみられることもない。言葉が通じなくてイライラすることもない。でも、アメリカに来て初めて住む町が、ロスアンゼルスでなくてよかった、とちょっと思った。最初のうちこそ、アメリカの生活がめずらしくて日系の店には近寄らないかもしれないが、月日が経つうちに、言葉のストレスと懐かしさで日本人社会に入り浸ってしまうことは間違いない。もしそうだったら、きっと私の英語は今の半分以上も上達しなかっただろう。アメリカ人との関わりもほとんどなかったに違いない。それでは、せっかくアメリカまでやってきた意味がない。でも、5年近く、ほとんど日本人のいない街で暮らした。アメリカの、そして南部特有の文化との葛藤も知った。街で出会う日本人はみな知り合いという狭すぎる日本人社会の息苦しさも、いやというほど味わった今、ここに住んだら楽だろうなあ、と感じる。日本人コミュニティーとの距離さえ保っていれば、これほど暮らしやすいところがあるだろうか。ロスアンゼルスからやってきた職場の日本人たちが、すぐに里心がつくのも、分かる気がする。ただ、まるで日本に住んでいるような心地よさだけを思って、ロスアンゼルスはよいところ、ここはイヤと、私の住む街を嫌うのは、どうだろう。ことさらにロスアンゼルスを美化するのは、アメリカに負けそうになっている自分を隠すための言い訳なんじゃないか。それって、アメリカから逃げてることになりはしないか。