今日は三井記念美術館で開催している
「超絶技巧展」に行ってきました。
http://www.mitsui-museum.jp/exhibition/index.html
 

幕末から明治にかけて主に輸出品として作られた
七宝・金工・牙彫・木彫等の作品が展示されています。

金属や木材、陶磁で出来ていて、
まるで本物のようで今にも動き出しそうなくらいでした。

大部分は京都の私設美術館のコレクションが中心ですが、
最近の人達の現代アート作品も多くありました。

なかでも『暁』というカラスの作品は、
小さな羽毛の軸とその両側の羽弁までが
細かく作ってあります。

羽の一枚一枚を鉄板をバーナーで焼き、
ひたすら叩くという作業を繰り返して
それを繋げていったそうです。
 

この作品を作った人は、ナント1984年生まれの33歳です!

彼の頭の中だけに完成形があって、
それまでは他の人にはまったく理解できない。

でも最後には理想的な形となって
誰でもが驚くような作品に仕上がる。

自分の理想を信じて毎日毎日、淡々と繰り返すと
いつか素晴らしいものが現れるということですね。

12月3日まで開催しています。
ぜひ実物を直に観ることをお勧めします!