昨日、父が緊急入院しました。

 
昨日の朝7時頃、胃の気持ち悪さを訴え、少し様子見して落ち着いたと思って、朝の薬(痛み止めや下剤など)を飲む為にリンゴを2口食べたところ、激しい胃痛に見舞われました。
 
薬を飲むのは逆に危ないかもしれないと判断し、飲まずに2時間くらい様子をみましたが、痛みはおさまらず、訪問診療のクリニックに電話をして指示を仰ぎました。
 
電話に出たのは事務員の方だったため、先生からの折り返し連絡を待っていましたが、父が痛みに耐えきれず、救急車を呼んでくれというので呼ぶ事に・・・。
 
救急車は5分くらいで到着し、父の住んでいるアパートは2階で階段の為、救急隊員の方が布式の担架で父を救急車まで運んでくれました。
 
しかし、救急車に入ってからが長かった・・・。
 
受け入れ先の病院がなかなか決まらず、決まるまで40分くらいかかりました(これが普通なのかわからないけど)
 
痛がっている父を見るのは本当に辛くて、私は受け入れ先の病院が早く決まるのを祈るばかりでした。
 
1件目は、以前一度だけ深夜の救急外来にかかったことがある病院で、家から一番近いところにある病院でしたが断られました。
 
2件目は、救急隊員さんの機転で、2つの病院を同時進行で受け入れ先の確認を進めてくれました。
 
1つは、父が癌の診断を受けた国立がんセンターで、もう1つはまだかかったことがない病院でしたが、今月の13日に緩和ケア外来の初診予約をいれているN病院でした。
 
がんセンターでベットの空き状況を確認してもらっている間に、救急隊員さんがN病院に連絡をいれてくれたのですが、N病院の回答は「がんセンターさんの回答次第」とのことでした。
 
で、結局がんセンターで受け入れてもらえることになり、搬送してもらったのですが、その間も父の痛みはずっと続いていて、搬送中の揺れが痛みにも響いていて本当に可哀想でした・・・。
 
旦那にも、父が救急車で運ばれたことを連絡し、すぐ搬送先の病院に向かってもらいました。
 
私と父が先に病院に到着し、父が看護師さんの処置を受けている間に、私はその日の当直だった内科の先生とお話ししました。
 
今日はこのまま入院になると言われ、空いてるベッドを確認してもらったところ、差額ベッド代がかかる部屋しか空いておらず、その金額がなんと・・・・
 
差額ベッド代1日37800円・・・ゲロー
 
いくらなんでも高すぎる・・・チーン
 
ちなみに、一番高いお部屋は10万円でした。(ここしか空いてないとか言われたらどうしようかと思った・・・)
 
さすがに私一人ではすぐに決断することはできず、旦那が病院に到着するまで待ってもらいました。
 
で、結局その日は仕方ないのでその部屋に入院することにしましたが、安い方の部屋が空き次第そっちにいれてもらいたいとお願いしました。
 
でも、そういう部屋を希望する人はたくさんいるので、現状はかなり厳しいと思ってます。
 
なるべく早く退院か転院、あるいは今検討している介護施設に入れたいと考えているのですが、連休が明けるまではどこの病院も施設も動けないので、父は連休中の間はこの部屋で過ごすことになりそうです・・・。
 
搬送されてからも、父の痛みはなかなか治まらず、痛み止めの点滴(オキファスト)が処方されたのが、搬送されてから約3時間後でした。
 
点滴を打ってもらったおかげで、痛みもだいぶ治まったようでホッと一安心。
 
でも、今回の思わぬ事態に、父は悔しさのあまり泣いてしまい、私もそれにつられて泣いてしまいました・・・。
 
さすがにこんな痛い思いしたので、治すことを諦めたかと思いきや・・・
 
「俺は必ず巻き返してみせる!」
 
と、父は泣きながら言いました。
 
え、まだあきらめないの!?!?滝汗
 
と、ちょっとさすがに引いたというかびっくりしました・・・w
 
癌を治すことにここまで執着できる父はある意味すごいと思いました。
 
私としては、もう正直半分諦めてます。
 
父のある程度のわがままも受け入れていたし、私ができる限りのことはやってきました。
 
でも、それでも良くはならなかったのだから仕方ないかなと。
 
いかに痛みや辛さを取り除いてあげられるかが、今の私が主に考えていることです。
 
もし、父が癌を治すための何かを私に協力してほしいと頼んできた時は、私ができる範囲でやってあげるつもりではいます。
 
でも、もう自ら進んで治療法を調べたりするつもりはないです。
 
家族として、今後も父の生活をサポートするために動いていきます。