韓国ドラマ『テバク〜運命の瞬間〜』完走しました~~

 

 

チャン・グンソク主演作品。

 

博打に人生をかけている夫マングム(イ・ムンシク)に

苦しめられていた妻ボクスン(ユン・ジンソ)は、

イ・インジャ(チョン・グァンリョル)の策略で、

朝鮮の第19代王である粛宗(チェ・ミンス)に

見初められてしまう。

 

なんとかボクスンを自分の物にしたい粛宗は、博打で

マングムと対峙。

マングムは罠にはまり、ボクスンを差し出すことに

なってしまう・・・

 

粛宗とボクスンの間に生まれた皇子は7か月という早産で

生まれたことがチャン・グンソク演じるケットン(後に

テギルとなる)の人生をより過酷なものにしていく・・・・

 

とにかくケットン=テギルが本当に辛い人生を歩まなくては

いけなくて観ていて痛々しいほど。

しかし泥をすすってでも生きる、立ち上がってみせる。

そしてイ・インジャを倒すという気持だけで生きていく。

鬼気迫る演技をチャン・グンソクが見せてくれました。

 

テギルとボクスンの2番目の息子ヨニン君(ヨ・ジング)が

運命的に出会い、イ・インジャに立ち向かっていくのも

これは天に決められたさだめでした。

何度も出し抜かれてね、痛い目にあって。

愛する人を失ってもイ・インジャを倒す。

 

王になるヨニン君は、王になったことにより疑心暗鬼になり

気持が安定しなかったこともありましたが、テギルだけは

民を想い、民のために闘うことを信条としていた姿が

王よりも慕われた結果になりましたが。

 

最初は民のことを思い立ち上がっていたであろう

イ・インジャも結局は欲にまみれた人間に成り下がって

いた。

イ・インジャのために奔走していた部下たちが

気の毒でしたよ・・・・

特に、父親をイ・インジャに殺されながらも

師匠として慕っていたタムソ(イム・ジヨン)が。

 

兄と弟。

全く立場が違うテギルとヨニン君(後に英祖)の

過酷な物語でしたが、最後まで見ごたえがあります。

 

チャン・グンソクの演技に胸打たれ、粛宗を演じた

チェ・ミンスの独特な空気感にやられました。

 

骨太な時代劇。

是非たくさんの方に観ていただきたいです。