今回はわたしが保育士時代の後輩先生のお話
その先生は
とっても可愛らしい元気な経験3年目の
頑張り屋の先生でした
その子と
特性のある子について話していた時
保育士を目指すキッカケを教えてくれました
その子が通っていた保育園の
同じクラスに自閉症の子がいたそうです
後輩先生はいつもその子のそばにいて
お世話してあげていたんだそうです
時々、その子に髪をひっぱられたり
たたかれてしまうこともあったけど
嫌だと思ったことはなくて
それでもその子のことを
かわらず好きで
お世話してあげていたそうです
「それは大変な時もあったんじゃない」
ときくと
「そんなことおもったことないんですよね
わたしがやってあげなくちゃって
思ってたんです」
なんと心の清らかな話でしょう
よく聞く話では
手のかかる子には
しっかり者の女の子がお世話役にされる
その保護者はそれを不満に思っていて
我が子がお世話をさせられて可哀想
と嘆いているということ
だからわたしは
次男も今のまま普通級にいたら
そうやってお世話役になった子の保護者に
嫌な思いをもたれているかもしれない
「そうしてください」
とお願いしたわけではないけど
担任の先生が手一杯なら
クラスメイトにお願いする
ということはきっと増える
それを想像してしまい勝手に
悲しい気持ちになることがあります
わたしは次男もそのクラスメイトも
つらい思いにさせてしまっているのか
特性があると選択肢さえ制限されて
未来に希望がもてないなんて
悲しすぎます
でもその後輩先生の話を思い出すと
そうやって人として好きで一緒にいてくれる
そんな子もいるんだ
と思うと気持ちが軽くなって
ほっこりします
少なくともその後輩先生は
その子のお世話役になったことによって
将来の夢をみつけてそれを叶えて
イキイキとして仕事をしているんです
だから、その自閉症の子との出会いは
かけがえのないもののはずです
次男だってこのまま普通級にいて
そうゆう存在になれる可能性が
あるってことだと思うんです
それって私たち親子にとっては
希望でしかない
個性的だからこその視点で
新しい発見や違った見方ができるような
気がします
大人が決めた価値観の中で子どもたちを
あてはめてしまいがちだけど
子どもたちって本当に
大人が思っている以上に
学びあって支え合っているんじゃないかと
思わせてくれるエピソードでした
わたしも自分の考えにあてはめようとせず
広い視野で物事をみられるひとになりたいです