誰でもみんな結婚する時は
幸せになることを疑わずにいるけど
自分が想像もしなかった未来が
待ち受けていて大きな壁に
ぶち当たることも多いのでは
ないでしょうか
私も長男の父親とは結婚したらずっと
一緒にいると思っていたのだけど
その生活はあまりにも短く終わりました
願ったわけでもなく
シングルマザーになり
わりと世間の風当たりの強さを
身にしみて感じたことを覚えています
ひとり親だからって
肩身の狭い思いはさせたくないと
人一倍に意地を張って子育てを
してきました
もちろん私の両親や姉にも
協力してもらいながら
関係ない人は好き勝手に言うもの
よく言われた言葉は
「かわいそう」でした
何気ないそんな言葉にいちいち傷ついて
息子に申し訳ないと思う日々でした
本当は申し訳ないと思う必要はなくて
ありのまま胸を張って
生きればよかったんだな
と今となってはわかります
誰も私たち親子の人生を
代わってくれないんだから
父親の代わりもしなければ
と厳しく叱ったことも
たくさんありました
そして
寝顔をみて泣きながらごめんね
と反省する日々
涙が枯れるほど泣いても
涙はどんどん溢れてきて
翌朝はパンパンに腫れた目で
息子を保育園に預けて
他人の子どものお世話をする
という矛盾に心を悩ませていました
あの時は本当に苦しかったし
自分だけが
不幸だと思って生きていました
でも時間が経つにつれて
少しずつ心の傷は癒えていき
息子の為にも前を向いて
すすもうと思えるようになりました
無理に心にフタをして
生きていこうと決めたというのが
正しいのかもしれません
その後
今の夫と出会い
ステップファミリーにとなり
長男と養子縁組して無事に
家族となりました
いまになってあの時のことを思い返すと
なんであんなに無理して
がんばろうとしてたんだろう
周りの目ばかり気にしてたし
周りの人はみんな自分より絶対に
幸せだと思っていました
それって本当に狭い世界でしか
生きたない未熟な考えでしか
なかったです
たしかに思った以上に
女1人で無理しちゃってという目で
みられるのが嫌で恥ずかしかった
そんなプライドって息子のために
必要だったんだろうか
父親を奪ってしまった後悔を
息子に申し訳ないという気持ちで
背負わせてしまっていたんではないか
自分で背負うべきものを息子にも
背負わせていたのかもしれないと
思います
人生ってホントに思うようにいかない
だから楽しいのかな