アッサラーム アレイクム!
ご訪問ありがとうございます。
「むずむず脚症候群」と言う聞きあまり慣れない病名をご存知でしょうか。英語では「レストレスレッグス症候群」と言います。
① 時間帯と症状
夕方から夜にかけてリラックスしている時や寝ようとしている時に下股を中心に以下のような不快な症状が出ます。
・虫が這うようにむずむずする
・ほてる
・痛い
・かゆい
・ヒリヒリする
・足を動かさないでじっとしていられない
・足をお布団の中に入れられない、など。
その為、
1.入眠障害(眠りにつくことができない)
2.中途覚醒(夜中に目が覚めてしまう)
3.熟眠障害(ぐっすり眠れない)
などの睡眠障害を引き起こします。
厄介な症状ですが、深夜3時〜明け方になると何も無かったかのように治まります。しかしながら睡眠不足の為に日中にひどい睡魔に襲われます。そして夜になると再び症状が出て眠れない夜を過ごします。
私の夫が、この「むずむず脚症候群」に悩まされています。
② 原因
むずむず脚症候群の原因はまだ明らかにはなっていませんが、有力な説として脳内の神経伝達物質の1つであるドーパミンの機能障害や鉄が関与していると言われています。
むずむず脚症候群は、原因がはっきりわからないもの(一次性)と、他の病気や薬などが原因となって起こるもの(二次性)に分けられます。二次性の原因としては、慢性腎不全(特に透析中)、鉄欠乏性貧血、妊娠、糖尿病、パーキンソン病、関節リウマチなどが挙げられます。
私の夫は、4年前に特発性血小板減少性紫斑病(ITP)と言う病気を発症しました。そちらは現在寛解に至ってますが、発症当時から軽い鉄欠乏性貧血があるので、それがむずむず脚症候群の要因の一つになっているのではないかと考えられます。
特発性血小板減少性紫斑病(ITP)の寛解までの道のりはこちらから↓
③ 我が家の対処法です。
1. マッサージ(血行促進)
・さて、夕方から夜にかけてむずむずした時の対処法ですが、やはりマッサージが一番効果があると思います。足裏やふくらはぎを揉んであげると心身共に楽になるようです。全身をほぐしてあげられたらなお結構です。
・「ゆらゆら整体で筋肉の緊張緩和」
仰向けで両脚を左右にゆらゆらと揺らしてあげる「ゆらゆら整体」も効果的です。電車に乗って揺られているうちに眠くなってしまうあの感覚です。施術している私まで眠くなる事もしばしばあります。
2. 冷やす
症状が出ている間は足を冷やす為にお布団の外に足を出します。
夏場なら、熱が出た時と同じ要領で保冷剤を足の付け根に当ててあげると、脚が冷えて楽になります。
3. 昼寝
幸いにも私が暮らすエジプトには昼寝をする習慣があるので、夫は昼寝をして睡眠不足を補ってます。
眠れない時は無理に寝ようとはせず、テレビで大好きなサッカーを観てます。そのうち足が楽になった時に眠りに落ちてます。
4. 適度な運動
体をよく動かした日は割とグッスリ眠れます。夫と私は、毎日1万歩を歩く事を心がけてます。
5. ストレス管理(ドーパミン不足の解消)
自分にとって何がストレスになるかを把握し、そのストレスを排除できた時は割と症状が出にくいです。
6. 血液検査と鉄剤
むずむず脚の原因を探します。
〈夫の場合〉
・赤血球数(Rbc)基準値以上
・ヘモグロビン(Hgb)基準値以下
・ヘマトクリット(Hct)基準値以下
・平均赤血球血色素量(Mch)基準値以下
・平均赤血球溶液(Mcv)基準値以下
よって軽い貧血と診断(自覚症状は無く重症ではないレベルです)
ビタミンB12、B6、亜鉛、銅が配合された鉄剤やマルチビタミンを体調に合わせて飲んでます。
7. カフェインを控える
(*アルコールと喫煙にも注意*)
8. バランスの良い食事
レバー、赤身肉、ほうれん草、デーツなどの鉄分が豊富な食材を積極的に取り入れてます。
9. 薬物療法
お医者様にご相談下さい。
【まとめ】
不快な症状を周囲になかなか理解してもらえない厄介な病気です。睡眠障害になり精神的にお辛い方もいらっしゃることでしょう。周囲が労ってあげるべき病気です。もし、お近くにむずむず脚を発症された方がいらっしゃいましたら、どうか手を差し伸べあげて下さい。
一日も早く症状がご回復される事をお祈りいたします。一緒に乗り越えていきましょう💐
微力ながらこのブログが誰かのお役に立てれば幸いです。
ご拝読いただきありがとうございました。
マアッサラーマ!
紅海の夕日