黒祠の島 (ノン・ノベル)/小野 不由美
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式部剛は「調査事務所」で働いている。

ライターや作家の取材の補助をしているのだ。


顧客のノンフィクション作家葛木志保は、式部に部屋の鍵を預け

失踪する。

もう一人の女性と二人で「夜叉島」に行ったまま。

本土のフェリー乗り場の従業員が証言するが、島の人間は誰も

二人を見ていない。

閉鎖的でよそ者を嫌い、神領家の権勢の島。

その島で、神社の木に逆さにつるされた葛木らしい死体が見つかる。

しかしそれも神領家によって、事件として片付けられる・・・


昔、葛木の父ともう一人の女性永崎真理の母の死んだ事件、

神領家の次男が死んだ事件と絡まりあう・・・



風車と風鈴にあふれた、異様な島。

怪しげな邪教を崇拝する島。

神領家の圧力により、警察さえ動かせる。

神領家には馬頭鬼(めずき)がいて、それを守る守護がいる。

家から出ないで7歳から大人になるまで戸籍もないまま

馬頭鬼を守る。

人を裁くという、馬頭鬼を恐れる島民たち。


そんな異様な閉鎖された島の中、非協力の中、真実を解いて

いくところがゾクゾクしました。

最後まで展開が激しい、本格的なミステリーです。