裏庭 (理論社ライブラリー)/梨木 香歩
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バーンズ家の屋敷の庭は子ども達にとって

遊び場であった。

学校をさぼりバーンズ家へ向かった照美。

屋敷の中の大鏡をみつけ、友達のおじいちゃんから

聞いた昔話を思い出していると・・・


不思議な世界に入っていた照美は、知り合った

スナッフやテナシと一緒に、もとの世界にもどるための

冒険を続けていく。

途中で形が変わったり、竜の骨や目を捜し求めたり

餓鬼に食べられたりしながら。

内なる自分の意志の力が出てくるのをまち・・・


照美は両親とあまりうまくいっていなかった。

照美の母も自分の母にあまりかわいがられた記憶が

ない。

この照美の祖母と、バーンズ屋敷の持ち主と、友達の

おじいちゃんと、お客の夏夜さんは幼馴染であり、

偶然とも必然とも取れる中で、絡まっていた糸が

ほぐれていきます。


鏡の中の世界はファンタジーの世界です。

不思議の国のアリスのような、ハリーポッターのような。

この本が図書館の児童書のコーナーにあったのは

このファンタジーの世界と、主人公が少女であるせい

なのかしら。

大人でも充分読み応えがあります。

途中、抽象的な表現が多いです。

主人公の女の子が成長していく様子は、母のような

気持ちなって応援してしまいます。

照美のお母さんの気持ちがほぐれていくのも、ホッと

しました。