長い間不妊治療を続けてくる中で、
諦めようと思った事は一度もありませんでした。



いつか必ず妊娠出来ると信じていたから。
その時まで頑張って、頑張って、頑張って、
いつか妊娠出来ればそれで良いと、
ただ進み続けてきました。



でも初めて、もう限界なのかな…
って思ったのが、今年の春。



浅田LCで治療をしていた時、
グレードが良い卵を移植しても着床せず、
原因もわからず、結局はいつも『卵が全てです』と言われてきました。
最後には、遺伝子の相性とも言われて。




だから、もしかしたら私の卵は全部染色体異常なのかもって思った。 
もしそうなら、それはもうどうにも出来ないので、そこで諦めがつく。
見かけのグレードが良くても、染色体異常があれば、それは妊娠できる卵ではない。
もし私の卵が全て染色体異常ならば、いくら移植を続けても無駄なのだ。
それをはっきりさせられるのは、着床前診断だけです。
だから、着床前診断が受けれる病院を探しました。



そして、着床前診断を受けて、正常卵が見つかった時、
私にも正常卵がちゃんとあったんだ!
とホッとした。
と同時に、きっと今まで何回も移植したうちのいくつかに、正常卵はあったんだろうと思った。
では何が原因なんだろう?
ERA検査を受けたら、
私は、移植日が一日遅い事がわかった。
これが原因だったのかも?と思いました。



そして、
この正常卵を戻してもうまくいかなければ、
これで最後にしよう、
そう、夫と二人で決めた。



この時ばかりは、結構期待していました。
だって、卵は正常卵、ERA検査で移植に適した時期の内膜だって調べてるんだもの。




しかし、結果は残念ながらダメでした。

その日、今までのどの日よりも、静かに泣いた。
ただただ涙が流れて、
泣いて、泣いて、泣いて、
これで治療は終わりなんだなぁ…
そうして迎えた朝は、絶望感しか無かった。

朝、目覚めた時が一番辛い。
一日の始まりなのに、喪失感と絶望感しかありませんでした。



治療を続けるということは、まだ希望を持っているということ。
治療をやめるということは、
もう希望を持つことすら出来ないのです。



結局、最後と決めていたのに諦めきれず、
ポロポロの精神状態と疲れの中、
もう一度採卵をして、
あり得ないほどの悪い結果に、
更に落ち込む事になりました汗



そんなわけで、
もう治療は終わりにしようという事になったのですが、
一度は納得しても、
ふとした瞬間、やっぱりもう一回採卵したら違うんじゃないか?とか、
浅田に戻ったら、良い結果が出るんじゃないか?とか、
思ってしまいます。


情けないですよね。



夫は、私がかなり長い間、
たくさんのホルモン剤を使い続けている事をとても気にしています。
私の体が心配だから、もうそろそろ治療はやめた方がいいと言っています。



もう、じゅうぶん頑張った。
もういいよね、と思う自分と、
でも、まだ、もしかして…と思う自分。



一応、最後の凍結卵を移植したら、
治療は終わり、って事になっていますが、
果たして私は諦めきれるのか…
いつまでもぐるぐるしています。