いつの時代も 「悩みや迷い、不安のある人は騙されやすい」 とは良く言われる事です。
特に現在のコロナ禍のように世界的に先が見通せず不安が広がっている中、情報が瞬時に世界を駆け巡るような状況でスマホやPCが行き渡った生活をしていると元々心配性な人は不安材料をどんどん集めてまた不安になる事を繰り返すようになります。
ただ、本人は不安になろうとして集めているわけではなく、あくまでも情報収集だと思ってやっているのですが、傍目から見るとかなり偏った情報収集になっている事がしばしば・・・
これはカラーバス効果と言われるもので 「人は自分が気になった事に関する情報を無意識に集める」 というものです。
この場合、本人は 「コロナの情報を集めている」 と思っていますが実際は 「ネガティブなコロナ情報のみを集めている」 というわけです
この世に存在する全ての物事には良い面と悪い面がそんざいします。
しかし心配性な人は不安がゆえに自分が不安になるような情報が目についてしまい結果、不安を煽るだけの偏った情報を集めてどんどんとのめり込んで行きます。
これは自分で自分に暗示をかけているのと同じで洗脳です。
強く信じ込んでしまうと理屈や道理、倫理や科学的根拠でさえ否定し、何の説得力もない話を真実だと思い込んでそれをまた他人に広めようとします
コロナ禍ではモデルナアームに電球を近づけると発光するや、ワクチンにマイクロチップが入っているなど、どういう理論でという話を信じ込んでしまっている人もいます
このようなフェイクニュースを信じてしまう人が抜け落ちているのが 「なぜ」 「どうして
」 という思考です。
ワクチンにマイクロチップって・・・
世界では極小のマイクロチップの開発がされていますが、それをワクチンに入れて世界各国に輸出したとワクチンを打つ際に瓶の中に人数分のマイクロチップが入っててそれを看護師さんは目でより分けながらちゃんと一人一人になるように注射器に入れていると
全世界に配れるほどの大量生産はどこで
等々
モデルナアームにいたっては、モデルナを打っても症状が出る人もいれば出ない人もいますし、その症状も様々です。
ましてや人が発光するなどすれば世界の名だたる大学が発光した人を研究をするでしょうし、軍事に力を入れている大国ならばこんな軍事情報を駄々洩れにするような事はしないでしょう・・・
このような不安ループに落ちている人に 「それはなぜそれはどうして
」 を言うとだいたいの話の根拠は 「ネットに書いてあった」 や 「○○さんっていう人(だいたいが匿名の仮想ネーム)が言ってた」 などの話を鵜呑みにして、理論上おかしいよね
と追い詰められると 「多分」 や 「きっと」 を持ち出して自分なりの歪な理論を展開し始めます
彼らのおかしな理論に欠かせないのが 「特別」 というキーワード。
人は珍しかったり、稀なや滅多にないものや出来事などは特別な事だと思います。
これは経済学などでは 「希少性の原理や希少性の法則」 とも呼ばれるもので極々当たり前の価値観です。
しかし、彼らの 「特別」 は一般的な特別とは少し違うのです
データや分析結果、道理や理屈が通用しない事が彼らの 「特別」 になるので証拠や証明は関係ないのです
暗示や洗脳が完了するとだいたいの人が 「特別な力」 や 「不思議な力」 等を口にし始めます。
ただの情報収集のつもりだった事がいつの間にか自分を洗脳する事になり深入りするうちに仲間を求めていき着いた先が何やら怪しい集団だった・・・って事も珍しくはありません
不安になりやすく、場の空気に呑まれやすかったり流されやすい人はいったん情報収集を止めて過ごす事をおすすめします。
始めは情報収集出来ない事に不安を覚えるかも知れませんが、大丈夫今の時代、必要な情報は黙っていても入って来ます
大切なのは 「焦らない事」 焦りは不安を呼び寄せてしまいます。
焦らない心の落ち着きが思考や行動に余裕を生み出します。
先ずは何か始める前にお茶一杯、コーヒー一杯飲む余裕からはじめてみるのもいいでしょう
このお話が誰かの心のヒントになれば幸いです
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