シンガポールを代表する壁画アーティスト、Yipさんの個展に行ってきました。
場所はシティホールのラッフルズシティ。
3年前にもお邪魔したYipさんの個展は
オートラームパークにある小さなギャラリーでの開催でしたが、
今回はラッフルズシティのコンベンションセンター!
会場も大きく、平日昼間でもたくさんの人で賑わっていました
主にチャイナタウンやアラブストリート周辺に描かれているYipさんの壁画は、
シンガポールの観光地にもなっていて、日本のガイドブックにも載っているようです
毎年新作を描いていて、それらを追っていくのも楽しい!
私も最近、アラブストリートの新しい壁画を見に行きました。
元会計士でもあり、現在50代のYipさん。
今回はYipさんの子供時代〜青年時代
主に1970年代〜1990年代のシンガポールの姿を、長さ60mに渡ってパネルに描いた絵の展覧会でした。
1970年代のSingaprore river
現在のクラークキー辺りかな。
遠くにビル群が見えるけれど、手前は木造の船とか手押し車とか、新旧が入り混じっている様子が面白いです。
1980年代のオーチャード
TANGSやラッキープラザがあるのは今と変わらず。
今IONがある場所に、当時は伊勢丹があったことを初めて知りました。
(この時代も、シンガポールに伊勢丹があったのか・・)
1970年代のカトン
特徴的な赤い建物、MICRO red houseはこの頃からあったんですね。
右真ん中にはROXYの文字があるけど、ROXYスクエアの前身・・?
こちらは、HDB内の家族の様子。
マレー系、中華系などそれぞれの家庭から、
お祈りや食事風景の違いなどあって面白いです。
などなど、他にもたくさんあって、見応えたっぷりでした
シンガポールはスクラップアンドビルドばかりですが、
こうやって今も現存して知っている建物があると嬉しい
Yipさんの描く絵は、壁画でもパネルでもとても温かみがあります。
同じアジア圏だからかシンガポールの昔は日本の昔にも通じるものがあるようで、
どこか懐かしい、そんな気持ちにもなりました。
(昭和生まれの人間の感想でもある)
会場にはYipさんご本人もいらしていて、
Live Paintingが開催されていました。
写真やサインにも気軽に応じていました
今回は冬休みに入った幼稚園生のの子どもと行きましたが、
個展は1月1日まで。入場料は無料。
ガイドツアーは毎日、Live Paintingはあと一回あるようです