「みぃみぃは？」
「・・・・・・出掛けたよ。」
「まさか、君の方から連絡してくるとは思わなかったよ。
・・・・・・・座って。」
「・・・あの時は、みぃみぃに帰れって言われたから
引き下がったけど・・・・・
あのまま逃げたと思われたくなかったんでね。
あなたと、面と向かって話してみたかったし。」
「・・・・そんなにみぃみぃの事が好きなら
どうして別れたんだい？」
「嫌いで別れたわけじゃないよ。
あの時は、まだお互い子供過ぎたしね。
僕が束縛し過ぎてしまったんだ。」
「タクミ、みぃみぃは物じゃないんだ。
君の物だとか、僕の物だとか
僕達が争って決める事じゃない。
みぃみぃは今、自分の意思で僕と暮らしているんだよ。」
「・・・・でも、幸せそうに見えなかった。
あなたは他の女と写真撮られていたよね」
「彼女はただの仕事仲間だよ」
「随分親密な仕事仲間ですね。
だいたい、本当にみぃみぃを愛しているんなら
どうしてちゃんと結婚しないんですか？
だから、ゴタゴタするんでしょう？。
こんな宙ぶらりんな事してたら みぃみいが可哀想だ」
