今日、出勤前に鞄に手を突っ込んだら、羽が出てきました希望です。
「あら、お久しぶり」って感覚で、ベッドの上に置いて出てきたけど、
窓開けっ放しの私の部屋、羽はどこに行ったやら*
幸せはそこらにあるから、追い求めなくていいんだよ
さて、私の愛してやまないサルバドール・ダリについて
今夜もまた、あきずに語ります
希望が語るサルバドール・ダリの一生
http://ameblo.jp/mimi-eden-petit-oiseau/entry-12172324046.html
ダリワールド炸裂ダリ展
http://ameblo.jp/mimi-eden-petit-oiseau/entry-12191885800.html
ダリ展に行く前、私のダリに対する印象は、「変態」
ほら、意味を読みとくと、性的な絵が多いからw
ダリは、ド変態な一方、くそ真面目なひげのおじさん
変人なのに、ストイック、何より、脆くて壊れてしまいそう
私がそう思ってダリを見るからかもしれないけど、ダリ展を見て、その印象は強化されました
ダリが売れた理由をぼーっと考えていたのですが、妻・ガラの存在はもちろんのこと、
セルフプロデュース能力の高さ
量子力学を体現した演技力
この2つってダリを語るにおいて、外せないよなと思いました(誰だ)
セルフプロデュースの能力の高さ
同じ商品を売り出しても、売れる人、売れない人がいるのはどうして?
売り出し方、売り手の魅力が違うからかな、と思います
その商品を手にしたとき、どんな気持ちになるのか、どんな効果があるのか、
言葉で、文字で、資料で、5感にうったえるのが上手な人は、売り上手
そして売るのが上手な人は、自分の魅せ方がとても上手
その物を作るのがどんなに楽しいか、どれだけキレイか、どんな風に自分が変わっていったか…
マイナスに思うようなことさえ逆手に取り、言葉巧みにその世界に引き込みます
そう考えていくと、ダリも自分の魅せ方がとっても上手
ダリ独自の魅せ方は、で例を出して触れますが
絵の中でも、ダリの魅せ方はダリワールド
ダブルモチーフ
絵の中のイメージに、別のイメージを掛け合わせる
形態学的なこだま
同じモチーフを、同じ絵の中に登場させる
引き込まれるダリの絵は、上記のようなテクニックが使われていたり、
そもそもだまし絵になっていたり、(まさかの全裸を発見したときはびっくりした)
キリスト教や、神話をモチーフにしたものもあります
「みんな神話が好きだ。だから私の絵を愛するのだ」
ダリ自身、そう語っています
量子力学を体現した演技力
ダリのことを話す前に、量子力学を超簡単に説明すると
すべては光のつぶつぶ(素粒子)で出来ていて、見ている人が「こういう風になるかな」と思った瞬間に、
光のつぶつぶは、その通りに形を変えようと動き始めます
これをわかりやすく説明した心理学の実験*ピグマリオン効果
テストを行う前に、先生に「これは成績が伸びる生徒を確認するため」と説明
無作為に選ばれた、今後成績が伸びる生徒のリストを先生に見せ、テストを行う
その後先生は、成績が伸びると言われた生徒に期待する
数ヶ月後、成績が伸びると言われた生徒たちの成績が、実際に向上していた
成績が伸びる生徒は、あくまで無作為に選ばれたものに関わらず、
先生が期待して、その生徒を見ていた⇒その通りに光のつぶつぶが動き始めた
ここで、ダリの名言をご紹介
「私は天才を自覚している」
「天才になるには天才のふりをすればいい」
ダリが、ダリ自身に魔法をかけたんだと、私は思います
自分が自分に期待してあげること自分が自分を信じること
理想の自分になりきって、理想の自分を演じて、人生を創造していくこと
ロンドン国際シュールレアリスト展で、講演を行ったダリ
潜水服を着て、手にビリヤードのキューを持ち、2匹の大型猟犬を連れて(本当大好き)
ちなみに、ダリが潜水服を脱ぐことを拒否した結果、酸素供給がうまくいかず、
窒息寸前になり、講演は中断したとか(苦しくて転げ回るのを見て、お客さん爆笑さすがダリ)
頭にフランスパンをくくりつけ、「新しいリーゼントヘアだ」とインタビューに応じる
ソルボンヌ大学での講演会場に、カリフラワーをいっぱい詰めた真っ白なロールスロイスで登場する
その他、沢山の奇行をダリはしています出会ったばかりのガラを殺そうとしたりね
そしてこの奇行こそが、ダリをダリにする、セルフプロデュースの一環じゃないかな
奇行=ダリだと私は思うのですが、
親しい友人といるときは、まともな常識人だったとか
ダリ自身、ダリ本人を騙していたんじゃないのかなと思います
幼くして亡くなった兄と同じ名前をつけられたダリ
どうしたら、自分は兄の生まれ変わりと思われずに、自分と思ってもらえるのか…
変なことをしていないと表に立てないくらい、弱い部分を持っていたんじゃないのかなって
ウィキペリアより(ペットのオロセットと)
ガラに出会ってからのダリの絵がとても大好きな私、実はガラがなんか嫌だったんです
(だってダリの愛を一身に受けながら、浮気繰り返すとかうらやましすぎる)
今まで、ガラは浮気性のビッチと思っていましたが、
こんなに素敵なダリに愛されていた彼女は、とてつもなくいい女で
男性は彼女を愛さずにいられなくて、彼女もその愛に向き合わずにいられなかったのかな
きれいな花を独り占めするのは、罪のように思えますもんね
ガラがダリの方を向き続けていたら、ダリは今のような絵を描かなかったかもしれませんね
満たされない何か、内側の空虚感が自分を生かしてくれる瞬間ってあると思うのです
ダリについては、語り尽くせないくらい大好きだなと再認識するだけになりましたが
まだまだ語り足りないくらい、ダリの魅力は溢れかえっています
形のない状態から自分の世界を造り続け、沢山の作品を残したダリ
彼の人生自体がアートだなと思います
彼自身、まともな常識人と、奇行の画家のダブルイメージ
ダリの素敵さが、欠片でも伝われば幸せます
クリックしたと伝えると、私が拝み倒し始めます
愛と喜びに溢れたきらきらな毎日を*すべてのご縁に感謝