一炊の夢…。 | 三村にツッコミ!!

一炊の夢…。

こんにちわ。風花です。

マスコミを賑わせていた、宮崎県知事中央政界への夢は、このところの低気圧による強風にあおられ、何処かへ飛んで行ってしまったようだ。

知事騒動による書き込みブログでも、75%が彼の評価を下げており、余り変わらない人のコメントの多くは、「元々期待していなかったから」「今更」「やっぱりね」と厳しい発言が目立つ。

人の評価は恐ろしいもので、たった一つのミスが長年の実績をも粉砕してしまうものだ。
一生懸命頑張って来た知事も、日本人としての「美意識」に欠けた発言が、多くの国民に受け入れられなかったのではないかと私は思う。

大人であれば、言っていい事と悪い事のあることを、彼は学習して来なかったのかと私は言いたい。知事と同世代の私は、ついつい厳しい発言になってしまうが、人間は究極のところで判断されてしまう事くらい、分かっていただろうに。

前任者の失政によって当選したのだから、人気よりも手堅く実力をつけるべきところ、相手の弱みに付け込んで、中央政界に乗り込む様な言動は、正直いって見苦しい。

かつて、人気が頼りの仕事だった習性が、今回図らずも自分の人気を過大評価したのだろうか。人気があれば国政においてさえ、自分には許されるのだという思い上がりは、国民に対する侮辱そのものである。

こんな事で、これまでの実績を台無しにしてしまうのは、愚かとしか言いようはないが、実績すら自分の手柄にするのではなく、自分を支えてくれた県民を評価すべきではなかったのか…。

この騒動は、何とも儚い「一炊の夢」であった。

風花