住吉の火祭  住吉神社 滋賀県守山市
(第二土曜日)






 滋賀県を代表する勇壮な火祭として有名で、県の無形民俗文化財に指定されています。




今から約八百年前,土御門天皇がご病気になり,病の原因を確かめた所 三上山に住む大ムカデの危害によると言われ,地域住民の願いを聞いた藤原秀郷(俵藤太)が三本の弓矢を一度に射ち見事的中 





退治した時に,この時大ムカデの頭が住吉神社に,胴体は勝部神社に,そして尾部は瀬田の唐橋近く(大萱)まで飛んだと言われています それで天皇のご病気平癒






以来,村人たちが住吉神社で大ムカデに見立てた大松明を焼き払って,天皇のご病気平癒を祈ったのが始まりとされています






この住吉神社では,氏子数十名が,15~34歳の若衆, 35~70歳の神事,70歳くらいの年長者(1名)で構成され,小松明(藁)に火床より火を点ける時には 板を竹棒で叩きながら 平癒 を意味する「へーよ,へーよ」と,かけ声をかけています。





昔は住吉の火を勝部に運んでいたそうですが現在は行われていません その名残として今でも松明点火は 住吉より勝部が一時間くらい遅く行われています


 

 

 






住吉神社
滋賀県守山市浮気町152 

アクセス JR琵琶湖線・守山駅より徒歩10分

守山市駅前総合案内所ホームページ http://www.pc-moriyama.jp/