神剣渡御祭(でんでん祭) 石上神社 奈良県天理市
六月三十日
神田神社には明治初年まで一町歩の神饌田があり、早苗を持った布留の八乙女(やおとめ)により、御田植神事が行われてたそうです 現在、神田神社は、石上神宮境内地内に鎮座されておられますが、古例に従い石上神社本殿で祭典が行われ、神剣が神職はじめ 奉仕者で渡御列を組み 太鼓を打ち鳴らしながら神田神社へ渡る 太鼓の音がでんでんと打ち鳴らされるので でんでん祭りと呼ばれるようになったとか 、
神田神社 神前での例祭後、田植えの神事が行われる 田植えの神事は、竹で四隅に立て砂をまいて神田と見立てた四角い枠の中で、作男による鍬入れ、牛役による田起こし、種蒔きと田こしらえの所作が行われ、最後に三人の早乙女による田植えの儀式で終了します。
神前に供えられた早苗は、御守りとして参列した人々によって持ち帰られます 神剣渡御祭が環御し終了後、タ刻より夏越の祓の神事が行われます。
昔は布留川の祓殿という森で行われていたそうですが 現在は神宮本社で行われています。まず、社務所前の祓所で大祓式を行い、日頃の罪穢(つみけがれ)を祓います。罪穢は形代に移され、布留川にまとめて流されます。
続いて神剣を先頭にして、茅(ち)の輪(わ)くぐりの神事が行われます 茅の輪は社務所前の広場に設置され、 「水無月(みなづき)の夏越(なごし)の祓(はらえ)する人は、千年(ちとせ)の命延(の)ぶというなり」と朗詠しながら、左廻り、右廻り、左廻りと進む方向を変えて三度くぐります。
その後、楼門をくぐって神前に進み、参拝して終了です。茅の輪も、神剣渡御祭の早苗同様、神事が終了した後、参列した人によって少しずつ持ち帰られます。
石上神社さんの御朱印
六月三十日
・十三時 神剣渡御祭本宮祭
・十三時三十分 出御(しゅつぎょ)
・十四時 神田神社例祭
・十四時三十分 御田植神事
・十五時 還御(かんぎょ)
・十五時三十分 還御祭
・十七時 夏越の祓
石上神社
〒 632-0014
奈良県天理市布留町384
TEL 0743-62-0900 FAX 0743-63-3124
JR・近鉄「天理駅」より徒歩、約40分、タクシー5分。
石上神社さんの近くにあるウナギ専門店 みしまやさん 行列のできるお店
少し焦げた感じが心地よくいたただける 写真は絶品のひつまぶし