三枝(さえぐさ)祭り 率川神社 奈良市
六月十七日
奈良市の「率川神社(いさがわじんじゃ)」は、大神神社の境外摂社で、推古天皇元年(593)に大三輪君白堤(おおみわのきみしらつつみ)が勅命によって奉斎した奈良市内最古の神社です。
三枝祭は ゆり祭とも呼ばれ、大宝元年(701)制定の『大宝令』には、既に国家のお祭りとして定められていました。
御祭神、媛蹈鞴五十鈴姫命(ひめたたらいすずひめのみこと)は百合の花が美しく咲き誇る、三輪山の麓の狭井川のほとりに、住居されておられました。
この縁故により後世、姫神様にお慶び戴くため、酒樽に笹百合の花を飾り、お祭りが行われるようになったと伝えています。
そして、笹百合は本社の鎮花祭にお供えする百合根や忍冬と同様に薬草であることから、疫病除や病気予防のお祭りでもあります。
「三枝」とは「百合の花」のことと言われ、百合の古名を「佐韋(さい)」ということから、三枝まつり(さえぐさまつり)の名がついたと伝えられています。
この祭りの見ていただきたい所
三枝祭神事で奉納神楽はユリを持っての舞いは珍しいし綺麗 ただ見える場所は少なく 招待客以外は見えない
三枝祭神事(ゆりまつり)10:30~、
七媛女・稚児行列13:15~
率川神社さんの御朱印
率川神社
奈良市本子守町
TEL:0742-22-0832 FAX:0742-22-0832
アクセス 近鉄奈良駅より徒歩五分 JR奈良駅より徒歩十五分