国府宮はだかまつり 国府宮 愛知県稲沢市
令和六年二月二十二日
日 毎年旧暦正月13日目




尾張大國霊神社(国府宮)で行われる はだか祭 は、正式には 儺追神事(なおいしんじ)といいます。  





今から約1240年前、奈良時代の神護景雲元年(767年)、称徳天皇が全国の国分寺に悪疫退散を勅命を発したとき、尾張国司が尾張総社である尾張大國霊神社で厄払いをしたのが、儺追神事 となって現在まで伝えられています。





江戸末期には 現在行われているはだか祭が始められ現在に至っています






裸の激突という形態は昔、いやがる人を神官が取り押さえ、捕まえてきてなおい人(神男)に仕立てた、そのもみ合いを受け継ぐものとされています。
 





昼過ぎから 裸男たちは、裸になれない老若男女が氏名、年齢等を書いて祈念を込めた布(なおいぎれ)を結びつけたなおい竹を、裸男が身代わりとしてかつぎ込み厄除けを祈願します。






42歳と25歳の厄年の男を中心に、尾張一円から、数千の裸男が集まり 極寒な中 もみ合いの熱気が国府宮神社境内にはちきれんばかり






午後4時半過ころ、参道の一角に素っ裸の神男(しんおとこ)が集団に守られてひそかに出てくる。それを見つけた裸男たちが殺到  神男に触れて厄を落とそうとすさまじいもみ合いになります。
 裸男たちに浴びせられる手桶の水は、体熱でたちまち湯煙となり、あたりにたちこめる 、神男の集団は参道 楼門 から境内に入り 境内右手奥の儺追殿をめざすが なかなか進めない 約一時間の攻防で 神男は儺追殿に入り 幕を閉じる


尾張大國霊神社(国府宮)さんの御朱印






 尾張大國霊神社(国府宮)
〒492-8137 
愛知県稲沢市国府宮1丁目1番1号
TEL:(0587)23-2121

尾張大國霊神社(国府宮)公式ホームページ  http://www.konomiya.or.jp/ 

アクセス 名鉄本線「国府宮駅」下車 北口より徒歩3分
     JR東海道本線「稲沢駅」下車 徒歩15分