談山神社例大祭 談山神社 奈良県桜井市 
十一月十七日 







 舒明・皇極二代の天皇の世、蘇我蝦夷と入鹿親子の勢力は極まって、国の政治をほしいままにしていました。この時、中臣鎌子(後の藤原鎌足公)は強い志を抱いて、国家の正しいあり方を考えていました。






たまたま飛鳥の法興寺(今の飛鳥寺)で蹴鞠会(けまりえ)があったとき、聡明な皇太子として知られていた中大兄皇子(後の天智天皇)にまみえることができ、西暦645年の5月、二人は多武峰(とうのみね)の山中に登って、「大化改新」の談合を行いました。





後にこの山を「談い山」「談所ヶ森」と呼び、談山神社の社号の起こりとなりました。ここに鎌足公は真の日本国を発想し、日本国が世界に誇る国家となるため、一生涯を国政に尽くしました。




その 功績で 天智天皇より 大織冠(たいしょくかん)を授けて内大臣に任じ、藤原の姓を賜りました。藤原の姓はここに始まります。鎌足公の没後、長男の定慧和尚は、留学中の唐より帰国、父の由縁深い多武峰に墓を移し、十三重塔を建立した。大宝元年(701)には神殿が創建された 




例大祭の行われる十一月十七日は御祭神・藤原鎌足公の命日にあたり、談山神社にとって最も意義深い祭です。当日は南都楽所(なんとがくそ)によって、本殿石の間で舞楽が奉納されます。





談山神社さんの御朱印







談山神社
〒633-0032
奈良県桜井市多武峰319(ならけんさくらいしとうのみね)
TEL 0744-49-0001 FAX: 0744-49-0236

アクセス 近鉄 JR桜井駅より 談山神社行きバスで 二十五分それより徒歩五分