他山の石 | Synchronicity

他山の石

本日のBGM
ハンガリーのプログレ風なフュージョン




歩いてサウナへ向かおうとした訳であるが、
どうやら道を一本間違えてかなり行き過ぎてしまったようだ。
もう面倒になったので、川辺で寝ることにした。
昔はよくやってたから抵抗は無い、たまにはいいだろう。
上着を脱いでTシャツで斜面に寝転ぶと気持ちがいい。
星も見えて最高のロケーションだ、とそのまま就寝。

どれだけの時間が経ったのか、車の音が煩くて目が覚める。
上着から携帯プレイヤーを取り出そうと手をやると、あるはずの場所にない。
目を瞑ったまま手で探っている内に、斜面を転げ落ちそうになる。
幸い川には落ちなかったが、数回転してしまい、完全に酔いがまわってしまった。
ふらふらになりつつ、今度は橋の上のベンチで寝ることにする。

しかし、椅子は一人用で隙間があって、大理石で冷たい。
橋の上は風が強く少し寒い。
いつ路上生活になってもいいように冬でも半袖で通しているが、
こんな状態では寝辛い。
場所を変えようと起き上がった瞬間に手を滑らせ、
右目の瞼の横あたりを角にぶつけて流血してしまう。
だが、酔ってるせいもあろうが、そんなに痛くない、大丈夫だろう。
そこからは、何処をどう歩いたやら。
街路樹にぶちあたり、ドリフのようにぶっ倒れたのは覚えているが、
銀行らしき灯りを見つけ、安住の地を得たような気になりそこで寝る。

朝方、鳥のさえずりで心地よく目が覚める。
まだ4時半でバスも動いてないし、駅まで歩く。
頭が痛いが自業自得だ仕方ない。
駅に着いて飯でも食うかと店に行くが、工事中でその場所には無かった。
尋ねると移転しているようだ。
食べたつもりで浮いた金で、新幹線に乗ることにしようと、
切符買ってトイレへ行って唖然とする。

顔面血だらけw

周りの人はさぞ気味が悪かったでしょう、ごめんなさい。