もう無理、という言葉を残し

帰っていったダメ婿

婿のお母さんとは
クラクションの件のときに
揉めて以来、接触することは
なかったんだけど
婿へ、あまりにも伝わらないので

1か月の里帰り終わっても
産後うつだし、孫も小さいし
まだしばらくはうちにいる件も
説明しないといけないし

向こうのお母さんの気持ち
反応も知りたくて

わたしから電話をしたが
つながらず

メール嫌いな人だし
そのうち折り返してくるだろうと
待っていたら

娘が、わたしを呼ぶ声

この頃、感情を表すことがなく
ただ無気力な感じの娘

あんなに屈託無く笑う子だったのに
あんなに赤ちゃん産まれてくるのを
たのしみにしていたのに…と
胸がつぶれる思いで日々見守っている
状態でした

孫の世話を手伝いつつ
娘の様子も気にかけて

布団に置くとなく赤ちゃんを
交代で抱っこしては
娘を休ませるようにもしていて

わたしにしたら
自分の娘、自分の孫だし
面倒みるのは当たり前のこと

とはいえ、だんだんと自分の
仕事ができないこと
それがまわりの不満をうんでいることも
感じていて
気持ちのうえでも焦りが出ていたし

20数年ぶりの
子育てなわけで
いくらお母さんがいてサポートと
いっても
ぐっすり寝られない生活で
疲労もピークでした

この頃から不安を訴えて
私たち夫婦の寝室に
娘と孫もねるようになり

かくして、わたしも夫も
24時間ずーっと娘たちと
一緒にいる生活に…

もともとそんなに体が強くないわたし
本当にこの頃は疲弊が激しくて
娘ともども、気持ちに余裕が
なくなる日々でした

声にこたえて娘の部屋に入っていくと

婿のお父さんからラインがきた

息子から泣きながら電話がきたけど
どうしたの??
息子は泣いてて話にならないから
うちの娘にメールしてきたとのこと

その前に、わたしのオットに
電話したらしい

20年とすこし生きてる男が
泣きながら親に電話??
ほうほう。

ソウキマシタカ。

つづく。