明治座創業150周年記念公演。
三代目が明治座で初演、歌舞伎座での再演を経て今回にいたる。

今回は、時間も大幅に短縮されて、大喜利の所作事
蜘蛛の絲宿直噺
にその原型をみることができる。

将門の一子良門のよみがえりのエピソード。
妹の滝夜叉姫
許嫁桔梗の前の活躍
で良門はよみがえり復讐を誓う前半。

大喜利は、
猿之助が前半は良門
大喜利では
禿、小姓、遊女、太鼓持 、傾城、土蜘蛛と鮮やかにかわり、
楽しく締めくくった。
この所作事は、独立した演目で何回もみているので新鮮味はうすい。

米吉が桔梗の前。
良門にみえるように窶して隠れているなど為所が多い。
滝夜叉姫は男寅。
もう少し勉強が必要。
團子が、百足のお百
かわいい。
隼人が
台屋の四郎次
源頼光
イケメンの二役。
福之助
御厨正頼、碓井貞光
上手くなって大活躍。

猿弥は、
伊賀寿太郎
平井保昌
保昌が一瞬鴈治郎に見えた。
友人にそれはないと言われた。

復帰した中車は
渡辺綱
神妙

笑三郎、笑也は、
金時と貞光の妻
楽しい。

94歳になった寿猿が元気。
台詞も最近では一番。

時間も短く、あっという間に終ってしまった。
端折っているためか
三代目の理念みたいなものがあまり感じられないのが残念。