原田マハは、「楽園のカンヴァス」でその面白さにはまって、「ジヴェルニーの食卓」へと絵画関係の本をよみすすんだ。

今回、「永遠をさがしに」は、音楽。
世界的な指揮者の父、チェリストの母、その娘の和音が、父母の離婚、新しい母の真弓との関わりをとおして、ふたたびチェロにむきあうようになった。
父母の離婚にも、新しく母の真弓にも、大きな秘密があって…。
あっと驚くようなことが。
和音には、彼女の理解者である友人たちもいる。
和音が父とわかりあえたのもよかったなあ。
つきなみだけれど、
こうして人間は成長していくんだなあと。
とにかくおもしろくて、一気に読んでしまった。
文春文庫は、あの宮下奈都さん(羊と鋼の森)が解説をかいていた。