前列下手から
呂勢太夫、津駒太夫、呂太夫、晴治、勘十郎
後列下手から
亘る太夫、藤蔵、三輪太夫、千歳太夫、希太夫

仕切りの口上は呂勢太夫
新呂太夫の師匠筋の太夫のことを、◯◯太夫氏
みたいに言ったり、ちょっとどう言ったらよいか分からないみたいな所があったが、緊張故にか。

太夫部からは、津駒太夫。
2年後輩で、サラブレッドなのに、人柄がよいと。
三味線部からは、晴治。
最後の内弟子経験者で、厳しい修行だったが、それが今に生きていると。
晴治も若くして越路太夫の相三味線になって、厳しく指導されたが、新呂太夫も同様に、春子太夫が亡くなったのち、きびしい越路太夫のもとで、修行したという。
その他、とぼけた発言あり。
先代呂太夫のことも。
人形部からは、勘十郎。
同期の入門、初舞台ということ。
海外公演の思い出なども。
舞台に並んだ姿勢が一番美しい。

このならびをみて、津駒太夫の口上をきいて、太夫では、咲太夫を除くと、呂太夫、津駒太夫が長老格となるなかと、びっくり。

藤蔵は、親戚筋であるようだ。

文楽の口上は、伝統的で、呂太夫自身は、何も喋らない。
それが清々しくて、心地よい感じだ。

お揃いの蒲葡(えびぞめ  だとおもう)の裃がきれい。(スチール写真とは色が違う。)
寺子屋出演者は、みんなこの裃でお揃いだった。