北海道の各地で冬のイベントが開催されています。
札幌ではさっぽろ雪まつり
お隣の小樽では小樽雪あかりの路
ほぼ毎年行っていて
昨年まではステージ出演していたのは鹿追町の
そして私の故郷では
もんべつ流氷まつり
子どもの頃から慣れ親しんでいた冬のおまつり❄️
毎年、氷の巨大滑り台や
寒さの中で食べる露店のフレンチドッグが楽しみでした。
念のため『フレンチドッグ』とは…
アメリカンドッグの地方名。
中身は魚肉ソーセージ。
味は3種類。
①ケチャップ
②マスタード
③砂糖
※当時③があったのは、北海道のだいたい右半分のみ。
そして、ここで気づいた私!
フレンチドッグで1記事書けば良かった〜😂
気を取り直して
ここからが本題です👇
先日ふと思い出した子どもの頃の記憶。
たぶん小学1年生くらい。
母と姉と私の3人で、この冬のおまつりを見に行きました。(父は仕事で不在。)
毎年恒例のゲストを招いてのステージイベント。
当時人気だったアイドルや演歌歌手の方が来たこともありました。
私はその年のゲストの演歌歌手が大好きで、
おまつりのステージを楽しみにしていました。
(はい、演歌好きな子どもでした♪)
ステージ前の広場には大きな人だかり。
私たちの後にもどんどん人が集まってくる。
いよいよステージが始まり、ゲスト登場!
しかし
子ども背丈では大人のお尻しか見えません🤣
母が私を抱き上げてくれて、少しだけ見ることができましたが、数分抱き上げるのがせいぜい。
あとは大人の足の間で音だけ聞いていました。
すると
どこからともなく現れた、
体格の良いおじさん!
(お兄さんだったのかもしれない)
『ここじゃ見えないね。
おじさんが抱っこしてあげようか。』と言って、
私をヒョイと肩の上まで抱き上げてくれました。
※遠い記憶ですが、おじさんの言葉は文章に書いたような標準語ではなく、北海道か東北風のなまりでした😆
人見知りだった私は、
知らないおじさんと話すだけでも
オドオドしたのですが、
ステージにいる大好きな演歌歌手が
再び見えた途端、
人見知りは吹っ飛びました👍
1曲終わるまで見せてくれたおじさん。
その後は『お姉ちゃんも見たいよな』と言って、今度は小学4年くらいの姉を軽々と持ち上げて
ステージを見せてくれました。
何度もお礼を言って頭を下げる母。
ニッコニコの私と姉。
『見えたか?良かったなぁ』と微笑んで、
スタスタと歩いて行ったおじさん。
どこの誰かも知らないおじさん。
優しくて力持ち💪
ありがとう!おじさん♡
冬のおまつりで蘇った
遠い日の嬉しかった出来事✨
そんな優しさも
今は警戒されてしまうめんどくさい時代…😢
同じことはできないけれど、
ちょっとした気づかいと勇気が
誰かの喜びになるかもしれません。
少なくとも私の胸には40数年経っても
その喜びが残っていますよ、おじさん。
私、
あの時のおじさんの歳を越してる気がする…🤣