ハイ、今日は、栃木県と福島県の県境にあります「境の明神」のご紹介です(^_^)

国道294号の県境に、それぞれ「玉津嶋神社」「住吉神社」としてあるわけですが、ちょっとした事情がありまして双方とも、こちらが「玉津嶋神社」向こうが「住吉神社」と呼んでいます(^^;

玉津嶋神社のご祭神は「衣通姫」(そとおりひめ、又は、そとおしひめ)と言いまして

本名は「木梨軽大娘皇女」(きなしのかるのおおいらつめ)と言いまして、第19代允恭天皇の第2皇女です

「衣通姫」とは、あまりの美しさのため、姿が衣を通り越して輝いて見えた
と言う事からきています

今風にいえば、凄いオーラを放っていて、後光がさして見えるみたいな表現でしょうか?(^^;

この姫は、同母兄の「木梨軽皇子」と恋仲になってしまい、都を逐われた兄を追って、最後は二人とも自殺してしまうという悲恋のお話です
(当時、異母兄弟の恋愛は認められていましたが、同母兄弟は、認められていませんでした)


日本武尊の為に身を投げた「弟橘姫」とともに、僕の好きな神話の女性です


今回、ここに来たのも、衣通姫を奉ってある神社だと判った為です(^_^)


さて、本題に戻りまして

玉津嶋神社は女性の神、住吉神社は男性神(ご祭神は中筒男神になります)となってまして、女性は内を守り、男性は外に出て戦うという事の為、玉津嶋神社は国の内側、住吉神社は外側にあると言われています

つまり、双方とも、国の内側は、こちらだと主張している訳です(^^;

さて、真相は、どちらなんでしょうか?

先ずは栃木県側


ローカルパワースポット(神社と山登拝記)-DSC_0951-1.jpg


ローカルパワースポット(神社と山登拝記)-DSC_0952-1.jpg


ローカルパワースポット(神社と山登拝記)-DSC_0953-1.jpg


ローカルパワースポット(神社と山登拝記)-DSC_0954-1.jpg

社殿左側には、大日如来像があります
神仏習合の名残でしょうか?


ローカルパワースポット(神社と山登拝記)-DSC_0955-1.jpg

続きまして、福島県側
国道の県境を越えた場所にあります
白線を引いた歩道がありますが、大型車の往来もけっこうあるので、弱冠危ないです(^^;

ローカルパワースポット(神社と山登拝記)-DSC_0956-1.jpg


ローカルパワースポット(神社と山登拝記)-DSC_0957-1.jpg


ローカルパワースポット(神社と山登拝記)-DSC_0958-1.jpg

こちらは、真ん中に大きめの社殿があり両脇に小さな社殿がありました


ローカルパワースポット(神社と山登拝記)-DSC_0959-1.jpg


ローカルパワースポット(神社と山登拝記)-DSC_0960-1.jpg


と言う訳で、今回、僕が感じた事は、住吉の神様が可哀想だと言う結末でした(^^;

双方とも、両神を奉れば良いのでは(^^;