はい、今日はこちら
栃木県と福島県の県境、旧奥州街道(現国道294号線)にあります「境の明神」です(^^♪
元々、境の明神とは、街道沿いの二つの国の国境に設けられた道祖神的な社で、ここ以外にも各地にあった様ですが
こちらの様に、二つの神社が現在も残っているのは珍しい様です
都から見て、国の内側が「玉津島神社」(衣通姫)外側が住吉神社(中筒男命)と言われています(^^♪
説明書き
こちらが「玉津島神社」
国道沿いに立つ鳥居
境内脇に数台分の駐車スペースがあります
鳥居脇の狛犬
こちらは、詳しい説明書きですが
読みづらいので、分けてみました(^^♪
これによると、二社の祭神の異説がある様ですが、都側が「玉津島神社」だと思うんですが(^^;
ちなみに、御祭神の「衣通姫」(そとおりひめ、そとおしひめ)ですが、
衣をまとっていても、その美しさが光り輝いて見えるほどの絶世の美女と言われ
同母兄の軽皇子との禁じられた恋の為、悲しい結末を迎えました
(当時は、異母兄弟の恋愛は一般的にありましたが、流石に同母兄弟は当時でもタブーだった様です)(^^;
『古事記』には、允恭天皇皇女の軽大郎女(かるのおおいらつめ)の別名とし、同母兄である軽太子(かるのひつぎのみこ)と情を通じるタブーを犯す。それが原因で允恭天皇崩御後、軽太子は群臣に背かれて失脚、伊予へ流刑となるが、衣通姫もそれを追って伊予に赴き、再会を果たした二人は心中する
(wikipediaより)
日本武尊を助ける為に自分を犠牲にした「弟橘媛」とともに、僕の好きな伝説の姫です(^^♪
こちらが、社ですが
以前に火災にあい、再建されたそうです
隣には、何故か大日如来像
「光り輝く」から「天照大御神」(本地垂迹では、大日如来と同じとされる)とも同一視されたのかも知れません(^^;
左手にあった古い石仏
右手側の祠
さて、次は奥州側に行きます(^^♪