まず初めは、こちらの神社のレポートです

 

正月明けに県北に行った際に、たまたま前を通りかかった時、小さな鳥居に真新しいしめ縄がかかっていたのを目にして

「地元の村の鎮守さまかな?」と興味をもち立ち寄ったのが、この神社との出会いでした

 

急な石段を上がった境内は、こじんまりとしていかにも「村の鎮守さま」感がありましたが

境内に上がると

「えっ?」

空気が一変したように感じました

拝殿に参拝している時も、ワクワク感が止まりません

「これは、ただの村の鎮守ではない!」」と感じました

附近を見回すと境内の左右に大小の磐座があり

「これが、この場の空気を作っているんだろうか?」と思いました

左手の大きい磐座には小さなお地蔵さんがありました

街道の道祖神と思われます

拝殿の裏側に回ると一段高いところに本殿が鎮座しています

小さな境内の割に、なかなか趣があり、ますます興味が湧きました

本殿にあがる石段がありますが、最初の段が1mほどの高さがあり

「あれっ?」

と思いましたが、惹かれるものがあり、手前の段差に足をかけて石段を登って見ました

本殿は、さらに引き締まった空気感があり「やっぱり上がって正解だった」と感じ

 

右側の摂社に参拝して、顔を上げると

「あっ!」

と驚きの光景が目の前に飛び込んで来ました

 

「これが、この場所の気を作っている正体か!」

下の境内からでは本殿に隠れて見えないもの、正に御神体そのものでした

 

この時初めて、ここに神社を作った意味も社名も、地元の方々に大切にされている意味も、全て解った気がしました

 

その御神体がこちらです

 

本殿の裏側には、大きな磐座とその上に樹勢もありそうな巨木がそびえ立っていました

古の人々がこの光景に畏怖と崇拝の念を持ち神社を創建したのも想像に難くありませんでした

 

裏側に回るともう一本の巨木(欅の木)も磐座に張り付いています

正に「根渡り」でした

下に戻りまして

拝殿左手には、小さな祠が何座かあり、お神酒の盃も真新しい感じで、地元の方々に大事にされている神社だと、ますます感じました

 

さらに境内に由緒書きの石版がありましたが、石版に彫った文字が石の模様に紛れてよく読めません

 

ただ、ご祭神は大己貴命で、磐座も複数の名前があり磐座に根を張った大樹から「根渡」の名がついた等の説明が書いてありました

 

この神社との素晴らしい出会いに感謝の思いでこの場をあとにしました


次回は、やはりこの街道沿いにあるロケーションの素敵な神社をレポートしたいと思います