こんにちは!
忘れないうちに、
ワンコ連れフィリピン渡航について
まとめておきたいと思います
今後、
同じ状況になった方の参考になれば
嬉しいです
細かくてボリューミーだし、
ワンコ連れ渡航者向けな内容なので、
必要のない方は
本日の投稿はスルーしてくださいな
また今度お会いしましょ
フィリピン渡航までの流れは以下のとおり
①マイクロチップの装着と登録
②狂犬病予防接種2回以上
③フィリピン指定ワクチン接種
④狂犬病抗体検査証明書取得
⑤フィリピン入国許可証(SPSIC)取得
⑥フライト予約と犬の搭乗連絡
⑦出発空港管轄の動物検疫所に連絡
⑧出発直前に獣医師作成の健康診断書取得
順番に説明していきます。
①マイクロチップの装着と登録
ISO(国際標準)規格のものを装着します。
装着したら、住んでいる自治体に
飼い主とワンコの情報を登録し、
英語の登録証をもらいます。
日本獣医師会に
直接連絡してもできそうでしたが、
「なんかややこしそうだなぁ…。」と思い、
ダメ元でかかりつけの動物病院で
お願いしたら、やってくれました
一般的には、マイクロチップを埋め込んだら
そのまま動物病院で登録とかするのかな?
私の場合は
海外でマイクロチップを埋め込んだワンコを
連れ帰ってきたのでちょっとややこしくて、
お願いしちゃいました。
②狂犬病予防接種2回以上
ちゃんと毎年打っていれば
問題ない項目です。
③フィリピン側指定ワクチン接種
狂犬病以外に以下ワクチン接種が必須です。
・犬ジステンパー
・感染性肝炎
・レプトスピラ症
・パルボウィルス
・パラインフルエンザ
これらをカバーするため、
10種混合ワクチンを受けました。
また、内部外部駆虫処理も必要ですが、
これは毎月やっている
ノミマダニフィラリアのお薬で大丈夫です。
ここまで完了したら、
ワクチン接種と駆虫処理、
そして2回以上狂犬病予防接種を受けた
という証明書(英語)も
作成してもらわなければなりませんが、
この証明書、雛形や指定の書式とか
特にありません。
なので、
最低限以下の情報を書いてくださいと
獣医さんにお願いして、
オリジナルの証明書を作ってもらいました。
・飼い主の名前、住所、電話番号
・ワンコの名前、犬種、マイクロチップナンバー、毛色、性別、年齢、体重
・ワクチンの内容、接種日
・獣医師の名前、ライセンスナンバー
・動物病院住所
・獣医師のサイン
④狂犬病抗体検査証明書取得
「一般財団法人生物科学安全研究所」へ
依頼します。
https://www.riasbt.jp/?1684904262
検査費用を指定の口座に振り込んで、
その振込用紙コピーと
申請書(ウェブサイトにある)を用意し、
動物病院で採血して血清を作ってもらい、
研究所へ送ります。
血清の送付は
動物病院でやってもらいました。
個人でもできるようなので
今後のためにチャレンジしてみようと
試みたのですが、宅配便屋さんに
「送るものは血清です。」と伝えると
少しややこしい感じになったので
諦めました。笑
血清発送の翌週には結果が出て、
その翌週に書類が手元に届く形です。
土日は研究所がお休みで
血清受取不可のようですので、
お気をつけてください。
⑤フィリピン入国許可証(SPSIC)取得
インターコマース社という
フィリピン政府と提携?している
インターネットサービス提供組織発行の
許可証を取得します。
なんで政府が許可証発行しないの?とか
なんか色々思いますが、
そんな細かいところツッコんでいたら
キリがないので、
全て受け入れて作業に取りかかります
さて、まず最初に
こちらのフォームでアカウント登録します。
https://www.intercommerce.com.ph/registrationbai.asp
https://www.intercommerce.com.ph/login.asp?home=home
こんなページにつながるはずです。
で、マイページの中に
「department of agriculture」の
ページがあるのでそこにアクセスして、
ワンコの情報を登録していきます。
こんなフォームが出てくるばずです。
※個人情報のとこだけ隠していて、
あとは未入力の状態です。
あのね、これだけは言っておきたい。
めっっっっっっさ分かりにくいし
使いにくいんよ、このフォーム
こまごま話していたら
キリがないから書かないけどさ、
そもそもサイトに
アクセスできない日があったり、
ボタンが機能してなかったり、
登録できてんのかなんなのか
分かんない反応されたり、
とにかく困ることが多々
↑さらっと書いたつもりが
けっこうな数になったw
気付いたら勝手に
ごまが5頭いることになってたときは
さすがに笑ったwww
想像したら可愛すぎて悶えるわ。笑
話を戻して
このフォームで登録の必要がある書類
(document requirementのボタンから
アクセスします)が、
さっきまでのお話で出た、
①マイクロチップ登録証
②狂犬病予防接種、指定ワクチン接種
及び駆虫処理証明書
③狂犬病抗体検査証明書です。
加えて、④ワンコの写真も登録します。
分かりにくいのですが、
document requirementフォーム内
「Pet passport」の項目が
③狂犬病抗体検査証明書を指しますので、
お気をつけてください。
ここまで登録したら、申請ボタンを押して、
輸入許可が降りるのを待ちます。
この許可が降りるまでに
めちゃくちゃ時間がかかるものと
覚悟していたのですが、
なんと3日で降りました
しかも、許可が降りてから60日以内に
フィリピン入国しなければならないのです。
日本でまだまだ3ヶ月くらいは
のんびりしようとか思っていたもんだから、
めちゃくちゃ焦りましたw
そしてこの許可が降りたかどうかは、
自分でマイページにアクセスして
審査状況を確認するしかありません。
向こうからの連絡は一切ないので、
こまめに確認しておかないと
「気づかない間に許可降りてる!
入国期限迫ってる!」なんてことに
なりかねませんので、
お気をつけてください。
許可証は3ページあり、
マイページの下の方にくっついています。
これまた分かりにくい場所なんよ…
フィリピン入国時に提出するので、
印刷して持っていきましょう。
⑥フライト予約と犬の搭乗連絡
入国許可が降りたらフライトを予約し、
併せて航空会社へ犬の搭乗連絡をします。
このフライト予約で
気をつけていただきたいのが、
コードシェア便です。
マニラ行きフライトは、毎日、
日本全国各地から出ていますが、
コードシェア便が多いのです。
「ANAだと思ってフライト取ったら
コードシェア便で、
運行会社はフィリピン航空だった!」
ってなると、
ワンコの搭乗手続きは
フィリピン航空で行うことになります。
「別に外資系航空会社でも問題なし!」
っていう方はいいのですが、
私の場合は日系航空会社に預けたくて…。
そうなると、ANAもJALも羽田か成田しか
フライトがありません。
また、到着後マニラの空港での
検疫手続きを受けることを考えると、
日中着が良いと考え、
午前中に羽田発となるANAにしました。
夜や早朝着にしてしまうと、
検疫所のスタッフが寝ていて不在!
なんてトラブルも考えられますからね
⑥オマケ:ペットホテル予約
羽田空港で
前泊しなければなりませんでしたが、
ペット同伴可ホテルが羽田にはないので、
ペットホテルを予約しました。
ホテル自体は第二ターミナルですが
第一・第三ターミナルにも受付があり
ワンコの送迎をしてくれます
預けやお迎え時間も融通がきくので、
とても利用しやすかったです。
⑦出発空港管轄の動物検疫所に連絡
naccsという動物検疫システムに、
出国10日前までに出国申請します。
https://www.maff.go.jp/aqs/tetuzuki/system/49.html
⑤で、フィリピンの激ムズ申請フォームを
攻略した後なので、
こちらのシステムはめっちゃイージーに
感じること間違いなし。
申請したら、担当者の方が
直接メールで対応してくれますが、
それはそれは親切丁寧迅速で、
⑤で苦労したのもあって
涙が出そうになります。
⑧出発直前に獣医師作成の健康診断書取得
日本の検疫所から出発10日以内に
受診・作成を求められます。
フィリピン側から
日数の指定はありませんが、
直前のが良いよな〜と思い、
私は出発2日前に
受診・作成してもらいました。
フィリピン側から特に指定もなかったので、
日本の検疫所から送られてくる雛形に則り、
日本語版と英語版で作成してもらいました。
以上で、フィリピン渡航準備完了です!
ちなみに、これら流れについては、
在日本フィリピン大使館農務部の
ウェブサイトにも載っています!
…が、順番ぐちゃぐちゃだし、
いらない書類もリストに載っていて、
正直分かりにくいです。笑
一応参考までに貼っておきます。
さてさて、
次回は出国当日のお話をお届けします〜